詩人のアーサー・ビナードさん(57)は昨年の春、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組の収録で、谷川俊太郎さんの自宅を訪ねたことがあった。車いすに座った谷川さんは、体の動きはゆっくりだったが、文学…
長年、文藝春秋で司馬遼太郎担当だった著者による、司馬語録とその思い出。以下引用。 「数学は苦手やけれども、相対性理論を一般向けに解説しろといわれればできないことはない」司馬さんの最大の才能は、錯綜した事実群の中から、たちどころに大づかみに本質を つかみ出してくることだろう。細かい点のミス、不注意はあっても大筋は外さない。 「大相撲に八百長はありえない」 浅井さんと同じ社のHさんは司馬さんの前でうっかり「大相撲には八百長がある」と いったばっかりに、猛反撃されたらしい。のちに司馬さんは浅井さんに「H君もかわいそうに なあ、悪い先輩からああいうふうに思い込まされたのや」といったという。おおまじめなのだ。 「事実をいくら積み上げても、真実には至らない」 読者の頭の中のスクリーンに真実を浮かび上がらせるために、じつに大胆に巷説や風説、 伝説といったものを使う。これはむしろ事実から離れる行為でありな
借金中毒な実態 孫の業績を評価する際には、通信事業会社を統括する上場企業「ソフトバンク」と、グループ企業を傘下に置く持株会社で大口投資事業を行う「ソフトバンクグループ(ソフトバンクG)」を区別することが肝心だ。 検索サイトや無線通信サービス会社ソフトバンク(旧称ソフトバンクモバイル)といった事業は大成功し、儲けを出してきた。スプリント買収も、当初は失敗だと言われたが、Tモバイルとの合併で利益を出している。 とはいえ、孫がつねに関心を向けてきたのは、利益ではなく成長だ。ソフトバンクGはかねてから負債(レバレッジ)比率が高い。つまり、資本構成に占める負債の割合が大きいということだ。世界企業の借金ランキングで上位10位に入ることもあり、2021年にインフレが再燃して以降は苦しい立場に立たされている。 孫正義はソフトバンクGの大株主で、保有株を担保にしている。仮に、ソフトバンク株が急落して担保価値
本企画では、養老孟司先生にお伺いしたお話を、3回に渡ってお届けします。 第1話 養老先生とモンテッソーリ教育 第2話 「同じ」と「違い」 第3話 子育てで一番大事な事 (←今回はこちら) 養老孟司先生 養老孟司先生は、誰しもがその名前を知る著名な研究者であり、ベストセラー作家です。現在も執筆・講演活動、ゾウムシの研究など多岐にわたって幅広くご活躍されています。 また、子育てについての著書もご出版され、講演会などでもお話をされていらっしゃいます。 今年(2017年)8月8日に東京で行われた「日本モンテッソーリ協会(学会)第50回全国大会」でも、基調講演で「ヒトの心とからだ ~ヒトと動物はどこが違うのか~」についてお話しされ、大好評を博しました。 最終回は、世界中や日本全国を飛び回り、様々な人間たちや生き物を見ていらっしゃった養老孟司先生に、「子育てで一番大切な事」についてお伺いしました。 無
Official Site 劇場公開日 2024年11月22日(金) 製作年 2024年 製作国 日本 スタッフ 原作・脚本:倉本聰 監督:若松節朗 製作:曵地克之 プロデューサー:佐藤龍春 アソシエイトプロデューサー:谷山一也 増子美和 中村和夫 牛田直美 音楽:住友紀人 絵画協力:高田啓介 企画協力:フラノ・クリエイティブ・シンジケート 製作会社:インナップ キャスト 本木雅弘 小泉今日子 清水美砂 仲村トオル 菅野恵 / 石坂浩二 萩原聖人 村田雄浩 佐野史郎 田中健 三船美佳 津嘉山正種 中井貴一 数々の名作を手がけてきた巨匠・倉本聰が長年にわたって構想し、「どうしても書いておきたかった」と語る渾身のドラマを、『沈まぬ太陽』や『Fukushima 50』などを手がけた若松節朗がメガホンをとり映画化。 人々の前から姿を消した天才画家が秘めてきた想い、美と芸術への執念、そして忘れられ
ボクシング元世界ヘビー級王者の58歳マイク・タイソンは15日(日本時間16日)、米テキサス州・アーリントンで27歳のお騒がせYouTuberジェイク・ポールとのヘビー級8回戦(2分×8回)に臨み、0-3で大差判定負けした。エキシビションを除き、19年ぶりの公式戦。最後はゴング前に互いが戦いをやめ、米ファンは「米国の全員を軽視してる」「史上最悪」と混乱している。 【動画】「米国民を軽視してる」 相手がお辞儀…58歳タイソン戦が突然終了した動画 さすがのタイソンも衰えがみえる内容だった。8回途中、向かい合った両者だったが、ポールが突如お辞儀。両手を体の前で合わせ、もう一度会釈するように頭を下げた。タイソンも手を差し出して試合終了。ポールはあまりの実力差に気を使ったのだろうか。会場は騒然としている。 試合を中継したNetflixの公式インスタグラムが動画を公開。「ポールがタイソンに頭を下げ、ポー
社会政策学者の阿部彩氏は、2008年の著書『子どもの貧困』の中で、日本の一般市民においては、イギリスやオーストラリアといったほかの社会に比べて、「子どもが最低限にこれだけは享受するべきであるという生活の期待値が低い」と述べている。 阿部氏が紹介するイギリスの調査では、「趣味やレジャー活動」(90%)、「水泳(1ヵ月に1回)」(78%)、「1週間以上の旅行(1年に1回)」(71%)など、子どもたちの様々な「体験」に関わる項目について、大多数の大人が、子どもたちにとって必要なものであると回答している。 その一方、阿部氏自身が2015年に日本の大人を対象に行った調査では、「1年に1回の家族旅行(最低1泊)」(30.5%)や「スポーツ・チーム(野球、サッカー等)や音楽活動への参加」(22.0%)などの項目について、必要であり、すべての子どもが持つことができるべきであるとする回答が、相対的にかなり低
何がトランプ圧勝をもたらしたのか──日本では、その政治力学が理解されていない。“大接戦”という誤報を流し続けた新聞・テレビの報道では、わからなくて当然だ。そのままでは、今後の日米関係や国際情勢は見通せない。“トランプ氏圧勝”を見越していた批評家で作家の東浩紀氏が、今起きていることの本質を読み解く。 【写真】演説台で笑うドナルド・トランプ氏 * * * トランプ氏の勝利は、アメリカの右傾化や排外主義の浸透などといった話ではなく、シンプルに大衆の間に満ちていた「格差への怒り」によって下された選択だ。その怒りを直視せず、高学歴都市住民のほうばかりを向いていたハリス氏と民主党は、国民からそっぽを向かれた。 当たり前だが、多くのアメリカ国民はトランプ氏の言動に問題があると理解している。だが、それでもハリス氏を選べないほど民主党が敬遠されたのだ。アメリカ人が「民主主義を壊してしまった」「騙されている」
盛山 正仁 文部科学大臣からのメッセージ 皆さんが勉強や部活動等、様々なことに向き合う日常の中で、自分の状況に思い悩む時があるかもしれません。あるいは、新しい世界を知りたい時、リラックスしたい時もあるかもしれません。 そんな時は、本の世界を訪れてみませんか? 読書を通じて、多くの知識を得られたり、先人の経験・生き方や多様な文化を知ることができたり、深く広い想像の世界の物語に心を動かされることもあると思います。 皆さんが夢中になれる本がきっとあると思います。 この度、教育、科学技術・学術、文化やスポーツの分野で活躍中の皆様から、中高生時代に読んでいた本や、最近読んで面白いと感じた本、影響を受けた本など、「きみに贈りたい1冊」を御紹介いただくとともに、皆さんへのメッセージをいただきました。 皆さんが、これから先、自らの学びや支えとなる本と出合い、将来に向かって進んでいただけるよう願っています。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く