名古屋市の私立男子高校生が女子高校生になりすまし、出会い系アプリを使って男性らに電子マネーを要求していた問題で、関与した生徒は13人増えて計39人にのぼったことが学校への取材でわかった。生徒自らが名乗り出るなどして判明したという。学校は他にも関わった生徒がいないか調べている。 39人はいずれも2年生の男子生徒で、三つの運動部に所属している。学校は20日に全校集会を開き、校長が「SNSの使い方は一歩間違えれば犯罪になる」などと指導したという。 一方、愛知県私学振興室は同日、県内の私立学校に対し、SNSの使い方などの指導の徹底を求める通知を出したという。 問題の男子生徒らは今年の夏休みごろからアプリへの投稿を開始。返信があった男性らに「会いたかったら電子マネーを送って」と要求し、数人は実際に受け取っていたという。要求していたのは通販サイト「アマゾン」の電子マネーで、受け取った生徒は練習着やスパ
甲状腺がん検診についての議論を見ていると、過剰診断と近藤誠氏が提唱する「がんもどき」の区別がつきにくいようである。たしかに過剰診断と「がんもどき」は似ている。しかしながら、その背景の考え方は大きく異なる。違いを表にまとめてみた。 標準的な見解と「がんもどき理論」の違い 赤枠が標準的な見解と「がんもどき理論」との決定的な違いである。「がんもどき」部分と「本物のがん」部分が似ているがゆえに間違いやすい*1。 近藤誠氏によれば、すべてのがんは、放置しても転移しない「がんもどき」と、発見したときに既に転移している「本物のがん」のどちらかに属する。一方で、標準的な見解では、過剰診断と、発見時に治療介入しても予後が改善しないがん以外に、発見して転移・進行する前に治療介入すれば予後が改善するがんも存在すると考える*2。そのようながんを効率よく発見できる方法がある種類のがんが、がん検診が有効ながんである。
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