2020年東京五輪・パラリンピックの暑さ対策として政府・与党内で検討されている「サマータイム」(夏時間)導入案に、IT業界などから戸惑いの声が出ている。もし実行に移され、標準時が1~2時間早められると、コンピューターシステムの大規模改修などが必要になるからだ。業界には商機だが、ただでさえ忙しいエンジニアにとっては「働き方改革」に逆行する事態にもなりかねない。 「やだやだ……」 中小企業向けの会計ソフトを手がけるITベンチャー「freee(フリー)」(東京)の社内SNSでは、政府のサマータイム検討方針が報じられた6日、エンジニアや営業担当者らから疑問を投げかける投稿が相次いだ。 もしサマータイムが導入されると、同社が中小企業に提供している人事労務システムを改修しなければならず、問題なく動くかどうかのテストにも膨大な時間が費やされる。サマータイムによって労働法制も変われば、その対応も迫られる。
知人の無職女性(39)から貸付金の返済名目で金を脅し取ろうとしたとして、名古屋・緑署は12日、恐喝未遂の疑いで、名古屋市瑞穂区長の金田利之容疑者(60)=愛知県清須市一場=を逮捕した。 逮捕容疑では、5月21日夜、女性の携帯電話に「暴力団に依頼した。きつい取り立てが行く。自業自得じゃ!」「大金借りといて、踏み倒す?男をなめとったらあかんぞ我!」などとメールを送って脅し、貸付金の返済を迫ったとされる。 署によると「被害者を脅してまで、金を回収しようとしたことは記憶にありません」と容疑を否認している。 金田容疑者は1月末、風俗店の客として従業員だった女性と知り合い、2月中旬に30万円を貸したという。その後、メールや郵便物を数十通送って返済を迫り、恐怖を感じた女性が今月8日、署に相談し、容疑が浮上した。 名古屋市によると、金田容疑者は1982年に入庁し、市議会事務局次長や市民生活部長などを経て、
「待ちに待った特急ひだが到着した」。西日本豪雨の影響で不通となっていたJR高山線飛騨金山(岐阜県下呂市)―下呂(同)間の運転が11日再開され、7月8日から全区間で運休していた特急「ワイドビューひだ」も大阪・名古屋―飛騨古川(飛騨市)間で再開。長期の運転見合わせで飛騨地域の観光産業は打撃を受けただけに、各駅では関係者が乗客を熱烈に歓迎した。 高山駅には6月29日以来43日ぶりに名古屋方面からの下り特急列車が到着。ホームでは駅員らが「ようこそ高山へ」などと書かれた横断幕を掲げた。観光関係者は、降り立った外国人観光客らにうちわや麦茶を配り、和太鼓演奏も披露した。 高山市によると、7月前半の市内の宿泊施設16施設の宿泊客は前年同期から約25%減。飛騨・高山観光コンベンション協会の堀泰則会長は「長期にわたる運休で、鉄道の輸送力の大きさを実感した。これでにぎわいのある高山が取り戻せるだろう」と復旧を喜
サッカーJ2・FC岐阜を運営する岐阜フットボールクラブは11日、岐阜市長良福光の長良川競技場で9月23日に行われる東京ヴェルディ戦に元イタリア代表のデルピエロ氏が来場すると発表した。デルピエロ氏は漫画「キャプテン翼」の熱心なファン。4月にクラブ側が漫画の主人公・大空翼のロゴがデザインされたFC岐阜のユニホームを送った縁があり、招待したところ快諾したという。 デルピエロ氏はイタリアサッカーリーグのセリエAのユベントスで活躍し、イタリア代表で3度のワールドカップ(W杯)に出場した世界的な名選手。 FC岐阜のユニホームを受け取ったデルピエロ氏は、自身の会員制交流サイト(SNS)上に「近いうちに実際に会えることを祈っているよ!」とお礼を書き込んでいた。 当日はデルピエロ氏によるサッカー教室やクラブのマスコットキャラクター「ギッフィー」とフリーキックの対決イベントなどを予定。Jリーグの原博実副理事長
大雨の影響で、岩の右側(白い部分)が崩れた題目岩。彫られていた「南無妙法蓮華経」の文字も消えてしまった=彦根市八坂町の多景島で 琵琶湖に浮かぶ彦根市八坂町の多景(たけ)島で、「南無妙法蓮華経」と彫られた巨大な岩「題目岩」の一部が最近の荒天で崩落していたことが十一日、本紙の取材で分かった。付近を周航している観光船の乗組員が見つけたもので、経典の文字も削り取られた。西日本豪雨や台風12号などの大雨で岩に水が染み込み、縦に真っ二つに割れたとみられる。 題目岩は高さ十二メートル、幅四メートルの天然の花こう岩で、三十度ほど南東方向に傾いている。大昔から存在するとされるが、花こう岩は長年風雨にさらされると風化する特徴がある。既に題目岩には亀裂が入っていたため、島を管理する見塔寺の勝見龍照住職(71)がセメントなどで補強していた。崩壊部分は琵琶湖に沈んだ。
名古屋グランパスは11日、リーグ第21節鹿島戦(豊田)に臨む。前節で1試合3得点と大暴れした元ブラジル代表FWジョー(31)は「勝利のために全てを出す。点も取りたい」と意気込み、来日中の母親も見守る大観衆のサポーターに4年ぶりのリーグ3連勝を届ける。チームは10日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開練習した。 Jリーグで今が旬の助っ人は、イニエスタ(神戸)でもトーレス(鳥栖)でもなく、ジョーに違いない。体が絞れて動きのキレが増し、ここ2試合で4ゴール。4年前のW杯ブラジル代表は当然とばかりに「勝ち始めてモチベーションは高いけど、何も変わることはない」。ただただ次の戦いを見据える。
五輪を掲げれば、無理な話も通ると思っているのだろうか。 東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会が、標準時を早めるサマータイムを導入するよう、政府に求めた。安倍首相は「内閣としても考える」としつつ、自民党に検討を指示した。 組織委は、低炭素社会づくりに向けた五輪のレガシー(遺産)にするという。聞こえはいいが、手段が目的に合うのか、コストや副作用はどれほどなのか、筋道だった説明はない。 東京五輪での暑さ対策が狙いなら、競技の時間を変えればいい話だ。あまりにずさんな提案に、驚くしかない。 現代社会では、情報通信機器は重要なインフラだ。システムの根幹にかかわる「時刻」をいじれば、どれほどの改修が必要になるのか。五輪までの2年間で万全にできるのか。費用はいくらで誰が負担するのか。 サマータイムの是非は、これまでも度々議論されてきた。だが様々な問題点が指摘され、導入に至っていない。組織委は秋
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