もっとも身近な昆虫のひとつである「アリ」。彼らの暮らしを紐解いていくと、そこには高度な社会性がありました。この記事では、生態や種類ごとの特徴、「働きアリの法則」、巣の構造などをわかりやすく解説していきます。あわせておすすめの関連本も紹介するので、ぜひチェックしてみてください。 女王アリは空中で交尾⁉生態を解説ハチ目アリ科に分類される昆虫で、人家の近くに巣をつくることも多く、人間にとってもっとも身近な昆虫だといえるでしょう。 大きな群れを形成してくらす社会性があることでも知られています。繁殖のために産卵を担う女王アリ、育児や食事調達を担う働きアリなどの役割がありますが、実はもともとは同じ遺伝子をもって生まれてきたもの。豊富な栄養を与えられると女王アリとして成長し、そうでなければ働きアリになるのです。 女王アリの寿命は10~20年と長生き。一方の働きアリは数ヶ月で死んでしまうこともあります。