5/12(土)、フジテレビで「超時空ミステリー 世紀の天才ダ・ヴィンチ 最大の謎と秘密の暗号~ダ・ヴィンチ・コードの真実に迫る!~」という番組をやってました。これのなかで、トリノの聖骸布をつくったのが、レオナルド・ダ・ヴィンチであるという話を放送してました。今回はその聖骸布についてのお話です。 トリノの聖骸布については、リン・ビクネット+クライブ・プリンス著『トリノ聖骸布の謎』(新井雅代・訳、白水社、1995年)にくわしいのですが、上の番組にも著者のひとりクライブ・プリンスが登場してました。 トリノの聖骸布は、処刑されたキリストの遺体をつつんだ布で、キリスト復活のエネルギーでその姿が焼きついている、と信じられてきたものでした。ところが、1988年に炭素14をつかった時代測定で、布自体が13世紀ごろのものとわかり、偽物ではあるが、どうやってつくったのかは不明とされてきました(いまでもホンモノ