ユニクロ独走、大手百貨店4社の合計利益抜く 2009年10月8日(木)19:21 カジュアル衣料チェーン「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングが8日発表した2009年8月期連結決算は、発熱・保温素材を使った下着「ヒートテック」の販売好調などを追い風に、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比24・2%増の1086億円となった。 フリースブームを起こした01年8月期を上回り、最高益を更新した。衣料品の販売不振にあえぐ百貨店やスーパーを尻目に、独走状態が続いている。 女性が下着なしで着られる「ブラトップ」や「990円ジーンズ」などのヒット商品も業績を押し上げ、売上高は16・8%増の6850億円、税引き後利益は14・4%増の497億円。 営業利益では、大手百貨店グループ4社の08年度の合計(約954億円)を1社で追い抜いたことになる。 靴の新ブランドや、有名デザイナー、ジル・サンダー氏が
ニコニコ動画のお粗末:山形浩生(評論家兼業サラリーマン) 2009年9月23日(水)13:00 無根拠な抗議 インターネットの発達で、紙の本や雑誌は滅びる――そういわれてから何年たつだろう。そしてそろそろ事態が動きはじめたかと思われる節がある。まずグーグルが世界的にすさまじい量の書籍の電子化に乗り出した。コンテンツはこれでかなりの蓄積ができた。またリーダー機器の面では、日本では未発売だがアマゾン・コムがキンドルという電子ブックリーダーを発表し、一定の成功を収めている。流通も、アマゾンの電子ブック販売や、アップルのiTunesストアなどが手法をほぼ確立しつつある。 だがその過程で、電子メディア特有の問題も次第にあらわになりつつあるようだ。それを示す事件が最近立て続けに起きている。 アマゾン・コムのキンドル用に、オーウェル『1984年』『動物農場』の電子ブックを買った人は、6月に驚愕した
「日本にとって素晴らしい日」 2009年9月1日(火)10:50 (フィナンシャル・タイムズ 2009年8月31日初出 翻訳gooニュース) 東京=アジア編集長デビッド・ピリング 日本にとって素晴らしい日だ――。かつて公務員だったその人は嬉しそうに、そして少しいたずらっぽいまなざしでそう言った。「これで日本もやっと、台湾や韓国なみになったということだ」と。 台湾や韓国のように日本の有権者も、ひとつの政治集団から別の集団に、権力を平和的に移動させたのだから。これは1955年以来、初めてのこと。8月30日の総選挙で日本の民主党は地滑り的勝利を収め、中国共産党に匹敵するほど権力を長く独占していた自民党の覇権的支配をついに打倒した。 すでに退官した某公務員氏の発言は、ほかの日本人を穏やかに挑発しようとしてのものだ。というのも日本人のほとんどは、東アジアでもっとも政治的に成熟している大人
裁判員制度は生ぬるい:山形浩生(評論家兼業サラリーマン) 2009年7月17日(金)18:00 浅はか極まる反対論 いつの間にか、というべきか、裁判員制度が本気で導入されるようだ。そして本屋に行くと、いまさらながらに反対論を述べた本がかなり登場している。が、その多くは、浅はか極まるもので、民主主義社会における市民の責任というものをまったくはき違えていると思う。 たとえばアマゾンで見ると、そうした1冊の内容紹介は、こんな具合だ。「ある日、突然、我々にやってくる『裁判員を命ず』という恐怖の召集令状。嫌々参加させられたら最後、一般市民が凄惨な現場写真を見せられ、被告人に睨まれ、死刑判決にまで関与しなくてはならない」。一般市民が嫌なことをさせられている、だから裁判員制度はよろしくない、というわけ。 が……社会ってのは、みんなが好きなことだけやっていれば済む仲良しクラブじゃない。みんなが少しず
「Hello, Chicago!」 歴史的な次期米大統領となった民主党のバラク・オバマ氏は11月4日夜、約20万人の支援者を前にこう切り出しました。当代随一の演説の名手と呼ばれるその人の、一世一代の演説です。「Yes, we can」と繰り返すその巧みな雄弁術を、英語でお届けします。複数米メディアの生中継をもとにオバマ氏の演説を聞き起こした、英語全文です。全文の日本語訳はこちら。オバマ公式サイトの演説動画とテキストはこちらです。(gooニュース 加藤祐子) Hello, Chicago! If there is anyone out there who still doubts that America is a place where all things are possible, who still wonders if the dream of our Founders is al
黒人指導者マーティン・ルーサー・キング牧師が「私には夢がある」と演説してから45年。米民主党のバラク・オバマ候補が4日夜(日本時間5日午後)、米国初の黒人大統領になることが決まった。地元イリノイ州シカゴの公園で約20万人を前に行われた、オバマ次期大統領の勝利演説全文を、複数メディアの生中継をもとに翻訳します。解説を含めた要旨はこちら。英語全文はこちらです。オバマ公式サイトの演説動画とテキストはこちらです。(gooニュース 加藤祐子) シカゴのみなさん、こんばんは。 アメリカは、あらゆることが可能な国です。それを未だに疑う人がいるなら、今夜がその人たちへの答えです。建国の父たちの夢がこの時代にまだ生き続けているかを疑い、この国の民主主義の力を未だに疑う人がいるなら、今晩こそがその人たちへの答えです。 この国が見たこともないほどの大行列が今日、あちこちの学校や教会の周りに伸びていました。並んだ
女王陛下、それは良いご質問です なぜ誰も金融危機に気づかなかったのか――フィナンシャル・タイムズ 2008年11月17日(月)17:33 どうなる世界経済 FTはどう伝えた 日本の金融を大胆に リーマン買収の立役者が語る(2008年10月27日) のろのろ「日本式」金融がまた流行するのか(2008年9月26日) 強欲な銀行幹部たちのせいで階級闘争が(2008年9月27日) ゴールドマンにとって良いことは米経済にとっても…(2008年9月24日) 衝撃のリーマン社員、「次に進んで」と言われ(2008年9月15日) 思い上がりと破滅の悲劇 リーマン破綻(2008年9月14日) 金融政策の道具箱、入れ替えどきに——フィナンシャル・タイムズ社説(2008年3月17日) ドル下落ペースダウンのために介入を(2008年3月13日) 続・メルトダウンへの12段階 なぜ米
市場と共に冷え込んだ、でたらめマネジメント論――フィナンシャル・タイムズ 2008年10月9日(木)14:50 ルーシー・ケラウェイとは FTのビジネス経営担当コラムニスト。10年前から続く毎週月曜のコラムで、ビジネス界の流行や流行語をからかったり、オフィス・ライフの悲喜こもごもをクロースアップしたりと、独自の視点でつづってきた。 FT入社から約20年にわたり、エネルギー担当、ブリュッセル特派員、ビジネスコラム「Lex」などを担当したほか、「FTと昼食を」シリーズで多くのビ ジネスリーダーや著名人を取材してきた。金融経済記者としての受賞も多い。著書に「Sense and Nonsense in the Office」「Martin Lukes: Who Moved My Blackberry」など。 1959年ロンドン生まれ。オックスフォード大学卒業(専攻は政治・哲学・経済)。
gooニュース畑が初のオフ会を開き、荻上チキさん(中央)をゲストスピーカーに、一般参加者と「ウェブ炎上」について話し合った=2月29日夜、東京・大手町(gooニュース撮影) gooニュースのニュース掲示板「ニュース畑」が2月29日夜、ユーザーを招いて初の「オフ会」を開き、「ウェブ炎上、あなたにもふりかかる? ——みんなで考える新しいウエブ生活」をテーマに話し合った。著書「ウェブ炎上—ネット群集の暴走と可能性」の筆者・荻上チキさんをゲストスピーカーに招き、「炎上」という現象はどうなっているのか、マスコミはそれを報道すべきなのか、炎上を防ぐにはどうしたらいいか、豊かなウェブ空間を確保するにはどうすべきかなどを議論。最後には「『炎上保険』を作ればいいのでは」「『ウェブ消防署』を作ればいいのでは」などの、斬新(?)なアイデアの提案もあった。(gooニュース) ○サイバーカスケードとネットの私刑化
米経済、前代未聞メルトダウンの危険が――フィナンシャル・タイムズ 2008年2月24日(日)21:55 どうなる世界経済 マイナス心理のしっくりこないこの感じ(2008年1月25日) 上がったり下がったりの表と裏、揺れる市場が「連動」に直面(2008年1月24日) 金融危機は、暗い部屋にいるゾウのように(2008年1月22日) 米大統領選の最大テーマは経済に(2008年1月14日) (フィナンシャル・タイムズ 2008年2月19日初出 翻訳gooニュース) マーティン・ウルフ 「私は聴衆を前に、われわれが直面しているのはバブル(泡)というほどのものでない、『フロス(小さな泡立ち)』だと説明した。それはたくさんの小さな局地的バブルで、経済全体の健康を脅かすほどの規模には決して育たないと話した」 アラン・グリーンスパン「波乱の時代」 米住宅バブルについて、これがグリー
唯一の基軸通貨=ドルの時代はそろそろ最終ラップに――フィナンシャル・タイムズ 2007年11月30日(金)02:04 (フィナンシャル・タイムズ 2007年11月25日初出 翻訳gooニュース) ウォルフガング・ムンヒャウ グローバル化のこの時代における為替レートについて、非常に大きな影響力をもった理論がある。しかしそれが今や、水の泡と消えようとしている。 2003年に、経済学者マイケル・ドゥーリー、ダビッド・フォルカーツ=ランダウ、ピーター・ガーバーの3氏が提唱したものは、その後「ブレトン・ウッズ2」理論として知られるようになった。これは、新興工業国は輸出主導型成長を求めて、自国通貨を安めにドルに連動(ペグ)させ、ドル・ペグで得られた収益を米国に投資しがちだという、実際の動きにもとづいた理論。後発工業国にとって米国は、よりどころであると同時に、自国製品の頼みの市場というわけだ。
総理がいなくてもやっていける日本――フィナンシャル・タイムズ 2007年9月21日(金)17:22 デビッド・ピリングの記事 ・党の魂をめぐる戦い 自民党総裁選 ・安倍政権1年、ひどい1年は辞任で幕 ・日本の政局、膠着状態に直面 ・日本は絶対に原子力を手放さない ・FTと昼食を 安倍昭恵さんとランチ ・G8で2位の自殺率 助けを求める声に日本政府も ・それでも昔の日本には戻れない それはなぜ ・日本の軍隊、役割拡大に備える ・FTと昼食を 「国家の品格」藤原正彦さんと ・安倍首相、日本の国際的地位確立を目指す─フィナンシャル・タイムズ単独インタビュー ・日本にまだ潜むデフレの危険 ・小泉の跡継ぎ 人気が隠すよろいのヒビ ・陽も息子もまた昇る 長州から安保そして安倍家二代 ・日本の主要な政策決定者が辞任表明 ・「危険」な愛国主義の波が
U35男子マーケティング図鑑 第20回 リセット男子〜携帯の アドレス消えたら サヨウナラ [1/2] 2007年2月18日(日)09:00 U35世代に影響を与えたツールにはいろいろありますが、その中でもケータイ(携帯電話・PHS)の存在は、最大級のものでしょう。 ケータイで人間関係を整理するリセット男子 1996年末に約1800万台強だった携帯電話・PHSの契約件数は、先月、初めて1億台を超えたという報道がありました。10年間で約5倍以上に増え、現在、人口普及率ではなんと78.5%です。 今やケータイを持たない人は「よほどの、持たない理由や主張がある人」くらいになりました。 ケータイは全ての世代に大きな影響を与えているツールですが、U35世代は、学生時代からケータイが連絡手段のメインであったということで、一番大きな影響を受けているといえるでしょう。 ケータイというツールの大きな特徴は
U35男子マーケティング図鑑 第19回 素面男子〜なぜ「飲む、打つ、買う」?意味わからないです [1/2] 2007年2月11日(日)09:00 U35男子に対して、「とにかく今の若いやつらは酒を飲まない。面白くない」と、嘆く人は多いようです。 そんな、酒席に参加しなかったり、参加しても酒をあまり飲まない彼らを「素面男子」と名づけます。 酒もたばこもギャンブルも、お金払う意味が見いだせない 素面男子は酒を飲まないだけでなく、たばこ、コーヒー、ギャンブル、風俗などの嗜好にあまり興味がありません。 「飲む、打つ、買う」という言葉さえ聞いたことがない男子が多いのです。 彼らが誕生したのにはいくつかの理由があります。 まず、酒席に参加しないのは、プライベートまで会社の上司と一緒にいるのがイヤだからです。ましてワケの分からない自慢をされたり、説教されるのはお断りです。 それならば友達や彼女と過ご
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