経団連の米倉弘昌会長は8日、消費税関連法案をめぐって政局が緊迫化していることを受けて急きょ記者会見し、法案の早期成立を求めた。「党利党略に走らず、国のために3党合意の通り、粛々と進むよう切望する」と話した。 法案の成立が遅れた場合について、米倉会長は「将来を担う世代にも悪い影響を与えかねない。わが国の財政に対する不信を招く」と懸念を表明した。 いまの政局については「こんな国会であれば、議員数を半減以下にするとか、国民運動が出てきてもいいのではないか」と述べた。 関連記事民主、解散「近い将来」提案 自公は時期明示求める(8/8)首相、党首会談を打診 自民、不信任案提出判断先送り(8/8)自民、増税法案の8日採決を容認 首相は党首会談検討(8/7)消費増税法案「10日に採決」 首相、輿石幹事長に指示(8/4)「増税法案成立後、速やかな解散を」 自民・谷垣総裁(6/16)谷垣氏、増税案採決前