ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、予想を上回る大幅な事業再編を計画しており、国内で少なくとも3つの工場を閉鎖し、数万人の従業員を削減する方針であることが28日、労働組合幹部の話で明らかになった。従業員に説明する労組幹部、本社で28日撮影。(2024年 ロイター/Axel Schmidt) [ヴォルフスブルク(ドイツ) 28日 ロイター] - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)(VOWG_p.DE), opens new tabは、予想を上回る大幅な事業再編を計画しており、国内で少なくとも3つの工場を閉鎖し、数万人の従業員を削減する方針であることが28日、労働組合幹部の話で明らかになった。残りの工場も恒久的に縮小される見通しという。 VW事業所評議会のダニエラ・カバロ委員長はウォルフスブルクで数百人の従業員に対し、「経営陣はこの件に関して完全に本気だ。労使交渉における
世界で充電器の超高出力化が進む中、電気自動車(EV)の充電時間をガソリン車の給油時間並みに短縮する上で、最後のボトルネックが蓄電池である。そしてその蓄電池に大きな技術革新の波が訪れている。中国やイスラエルの電池メーカーが、高いエネルギー密度を維持したままで“超急速充電”が可能な電池を開発し、量産も始めているのである。自動車や蓄電池メーカーの合言葉は「10分充電」である。 欧米では電気自動車(EV)を充電する際の出力が350kWという超高出力の充電器の設置が2018年から始まり、今では相当な数になりつつある。中国でもこの1年ほどで600kWや800kWという出力の充電器の設置数が急増し、2024年末には10万基を超えそうだ。 超高出力充電≠超急速充電 ところが、充電器の超高出力化で先行した欧米で、EVの充電に関する各種の課題が大きく改善したという話は聞こえてこない。実態はむしろその逆で、それ
■DMVのテスト走行許可を取り消しアップルはDMVから2017年に、セーフティドライバーありでの自動運転車のテスト走行許可を得ており、2025年4月まで有効であった。しかし同社は2024年9月25日にDMVへ連絡し、テスト許可証の取り消しを行った。その後、許可は9月27日付で正式に取り消された。これにより、自動運転プロジェクトが完全に終了したということになる。 DMVから許可を受けた企業は、登録台数や走行状況などの報告が義務付けられている。 アップルは2017年に車両3台を登録し、2018年1月には27台、同年5月に55台、同年7月に66台、同年9月に70台と着実に登録台数を増やしていった。走行距離は、2017年(2016年12月~2017年11月)に838マイル、2018年に7万9,754マイル、2019年に7,544マイル、2020年に1万8,805マイル、2021年に1万3,272マ
BEV(バッテリー電気自動車)は排ガスを出さない。CO2削減には最適。そう言われてきた。しかし、世界で電気が足りない。家庭やオフィス、工場で使う電力にBEV分が上乗せになると電力需要に合わせてレスポンスのいい火力発電を動員することになる。BEVはICV(内燃機関搭載車)よりも割高だが、補助金が十分だと売れる。しかし、ドイツのように補助金を止めると、とたんに売れなくなる。しかしOEM(自動車メーカー)は「莫大な開発費をかけたのだから売りたい」と、メディアや調査会社を動員して売り混んでいる。何のためにBEVを普及させようとしたのか、その意義はだれも問わなくなった。 TEXT:牧野茂雄(MAKINO Shigeo) 石油等価係数が改定されると何が起こるか? 今年3月、米国エネルギー省(DOE)がBEVの電費(電力消費)をICVの燃費(燃料消費)に換算するための石油等価係数(PEF=ペトローリアム
日産自動車はプラグインハイブリッド車(PHV)を自社開発する。2020年代後半にも販売できる準備を整える。国内でPHVを持たないホンダは三菱自動車からのOEM(相手先ブランドによる生産)供給を検討する。世界で電気自動車(EV)が失速するなか、普及期までの「つなぎ役」として収益力の高いPHVが重要となってきた。日産は多目的スポーツ車(SUV)モデルの「アリア」や軽タイプの「サクラ」などEVの販売
MBCテレビ「PD手帳」キャプチャー(c)news1 【09月17日 KOREA WAVE】韓国・仁川(インチョン)青羅(チョンラ)で先月発生した電気自動車(EV)の火災事故に絡み、当時の映像が10日、MBCテレビ「PD手帳」で公開された。 ドライブレコーダーのもので、EVから煙が立ち上り始め、突然、炎が上がった。発生5分ほどで黒い煙が天井を埋め尽くした。数人が消火器を持って鎮火を試みたがすでに手遅れで、「ポン」という爆発音が続いた。 MBCテレビ「PD手帳」キャプチャー(c)news1 発生10分余りで駐車場全体に火が広がり、天井から火の雨が降り、あっという間に駐車場は火の海と化した。 (c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News
中国ではテスラを抜いて世界で最も多くの電気自動車を販売したメーカーとなった「BYD」を含め、100社以上の電気自動車メーカーが生き残りをかけてしのぎを削っています。一方で、価格競争などに敗れた一部のメーカーは破産といった道を選んでおり、その結果車両のロックやエアコンなど、スマートフォンアプリで操作する機能が使用できなくなっていることが指摘されています。 EV owners face software blackouts as startups go under in China - Rest of World https://restofworld.org/2024/ev-company-shutdowns-china/ 激しい価格競争と政府による補助金が段階的に廃止されつつある中国では、100社以上の電気自動車メーカーが奮闘していますが、2020年以降、SingulatoやAiwaysな
EV1台の火災が予想外の大惨事に…地下駐車場で車40台全焼しマンション5棟で停電 /仁川 ▲仁川市西区青蘿洞のマンション地下駐車場で電気自動車の発火によるとみられる火災が発生し、マンション周辺が煙で覆われた。1日撮影。/聯合ニュース 仁川市西区の青蘿国際都市のあるマンション地下駐車場で電気自動車(EV)が火元とみられる火災が発生し、480以上の世帯で停電などの影響が出ている。 仁川消防本部が2日に説明したところによると、1日午前6時15分頃、仁川市西区青蘿洞のあるマンション地下1階の駐車場でベンツEVが燃えだした。EVの特性上、消火作業は非常に困難を極めたが、8時間20分後に火は完全に消し止められた。 【Photo】マンション地下駐車場で全焼した多数の車と炎を上げるEV 影響でマンションでは停電も発生し、同日午後の時点でまだ完全に復旧していない。このマンションは14棟1581世帯が住んでお
ポルトガルでも駐車場でEV火災、テスラから出火し200台以上全焼 ▲イラスト=UTOIMAGE ポルトガルの首都リスボンの空港周辺で電気自動車(EV)が火元とみられる火災が発生し、200台以上の車が全焼した。ポルトガル・レジデントなど複数の現地メディアが17日(現地時間)に報じた。それによると前日午後6時ごろ、ポルトガルの首都リスボンのウンベルト・デルガード空港に近いレンタカー会社の駐車場で大規模火災が発生し、200台以上の車が全焼した。犠牲者やけが人などはいなかったという。 【動画】ポルトガルの駐車場で200台全焼の火災…燃え広がる赤い炎と上空を覆う黒煙 現地では140人以上の消防隊員らが出動して消火作業に当たり、火災発生から約5時間後の夜11時に火は消し止められたが、燃えた車が非常に多く、作業は深夜2時まで続いたという。 現地メディアは「電気自動車(EV)のテスラが火元と推定される」と
【動画】ポルトガルの駐車場で200台全焼の火災…燃え広がる赤い炎と上空を覆う黒煙 ポルトガルの首都リスボンの空港周辺で電気自動車(EV)が火元とみられる火災が発生し、200台以上の車が全焼した。現地メディアによると、レンタカー会社の駐車場で大規模火災が発生し、200台以上の車が全焼した。ポルトガルのある日刊紙は「火元はテスラで、ここから多くの車に燃え移った」と伝えている。SNSに掲載された動画を見ると、黒い煙と赤い炎が上空に燃え上がる様子が映っている。(動画はX〈旧ツイッター〉)
メルセデス・ベンツのロゴ(2023年2月17日撮影、資料写真)。(c)Daniel ROLAND / AFP 【8月13日 AFP】メルセデス・ベンツ韓国(Mercedes-Benz Korea)は13日、集合住宅の地下駐車場に止められていた電気自動車(EV)が炎上した事故を受け、同社のEVに搭載している電池の製造メーカーを公表した。事故を受け、国内では製造メーカーの公表を求める声が高まっていた。 火災は今月1日、駐車中のメルセデス・ベンツ「EQE 350」からの発火によって起きた。韓国メディアは、駐車場にあった車40台が全焼した映像を報じた。消防局によれば、住民23人が煙を吸い込んで病院に搬送されている。 メルセデス韓国はウェブサイトで、出火した「EQE 350」には、中国メーカー「孚能科技(ファラシス・エナジー、Farasis Energy)」製バッテリーが搭載されていたと公表。また同
「シェアの低下は経営に大きなダメージとなる」 自動車分野に詳しい専門家が危機感をもって語るのは東南アジアの自動車市場です。 特にタイはトヨタ自動車を筆頭に、ホンダ、いすゞ自動車など日本の大手8社が部品メーカーとともに進出して、一時、日本車のシェアが9割近くに達していました。 まさに“日本車の牙城”ともいえるタイで今、中国メーカーがEVで猛烈な切り崩しを図っています。 その急先ぽうが中国のEV最大手BYDです。新たに建設された工場に取材に入り、したたかな中国の戦略と日本メーカーの危機を深掘りします。 (アジア総局 加藤ニール / 経済部 小尾洋貴) 日本車の牙城を切り崩そうとしている象徴的な現場がBYDの新工場です。 2024年7月4日、私は完成式典を取材しようと首都バンコクから車でおよそ2時間をかけてタイ東部ラヨーン県に向かいました。 辺り一面、草地が広がる道を進んでいくと突如、巨大な工場
テスラが減速し、日本車メーカーの伸びが目立つ 2024年1~6月期、世界の自動車産業の構図はやや変化した。これまで世界のEVシフトの象徴的存在とみられてきた、米テスラの販売は減速傾向が鮮明化した。それとは対照的に、中国勢のEVメーカーは相応の好調さを維持している。また、ハイブリットに強いわが国自動車メーカーの米国販売は増えた。 航続距離の延長や二酸化炭素の排出削減の点から、新興国でもハイブリッド車(HV)やプラグイン・ハイブリッド車(PHV)の需要は増加傾向だ。特に、中国メーカーはPHVのラインナップを急ピッチで増やしている。電動化の手段はEVだけではないともいえる。 今後、エンジン車、HV、PHV、EV、燃料電池車(FCV)などをめぐる日米欧中の自動車メーカーの競争は激化するはずだ。中国の過剰生産から自国の雇用を守る姿勢を示すため、米欧の政府が中国製電動車に追加の関税を課す可能性も高まる
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