白い綿毛が雪のように見えることから「雪虫」と呼ばれるアブラムシの一種、トドノネオオワタムシが、今年ついに北海道に舞い降りたという。北海道では、見かけたら1週間以内に初雪が降ると言われており、冬の訪れを告げる虫とされている。 トドノネオオワタムシの体長は最大で4mm程度。北海道、東北地方を中心に生息する。ただし、実際は謎が多い虫のようで、正確な生息地はわかっていないという。 アブラムシ科の虫は、越冬する前に羽を持つ成虫が生まれ卵を産む。この時の羽を持つメスの成虫の体内から分泌されたロウ物質が乾燥して綿状になり、その姿が雪を思わせるのである。アブラムシの飛ぶ力は弱く、風になびいて流れるので、なおさらに雪を思わせるという。 この画像を大きなサイズで見る この画像を大きなサイズで見るvia:Museum menu of Makoto Ishiguro Photography ツイッターでは、北海道