日本で生まれたプログラミング言語「Ruby(ルビー)」が2月、25周年を迎えた。ルビーは、世界的に知られた言語で、初期のツイッターも採用し、価格比較サイトを運営するカカクコムや、民泊仲介サイト世界最大手の米エアビーアンドビー(Airbnb)も使っている。生みの親のまつもとゆきひろさん(52)は、IT企業が集まる米シリコンバレーを歩くと、握手を求められるほど顔を知られた開発者だ。まつもとさんに、ルビーの魅力を聞いた。【岡礼子】
日本で生まれたプログラミング言語「Ruby(ルビー)」が2月、25周年を迎えた。ルビーは、世界的に知られた言語で、初期のツイッターも採用し、価格比較サイトを運営するカカクコムや、民泊仲介サイト世界最大手の米エアビーアンドビー(Airbnb)も使っている。生みの親のまつもとゆきひろさん(52)は、IT企業が集まる米シリコンバレーを歩くと、握手を求められるほど顔を知られた開発者だ。まつもとさんに、ルビーの魅力を聞いた。【岡礼子】
「Ruby」——1993年、ある日本人が独りで開発を始め、今や世界で屈指の人気を誇るプログラミング言語である。その理由は「楽しさ」にあり、「言語を作る人、使う人、学ぶ人すべてが楽しめることを目的」(注)としている。 そして、その開発者がまつもとゆきひろだ。現在はネットワーク応用通信研究所のフェローとして島根県松江市に在住。同市の名誉市民でもある。地方創生の担い手としてこの地に移り住んだのかと尋ねると、「そんな言葉ができる前から住んでいますから」と照れ笑いする。 1993年、静岡県浜松市で勤務していた頃にRubyの開発に着手。当時は「Hello, world!」という文字列を出力するために半年を要したが、その後開発は順調に進む。転職して名古屋勤務となった1995年にRubyをオープンソースとしてインターネットに公開した。 1965年大阪府生まれ。筑波大学第三学群情報学類卒業。公開とともに世界
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山口 文洋)は、この度、技術フェローとしてまつもとゆきひろ氏、技術顧問として岸川克己氏を12月1日付で迎えましたことをご報告します。 株式会社リクルートマーケティングパートナーズは、2013年4月から内製開発組織を立ち上げ、『スタディサプリ ENGLISH』『kidsly』 『ゼクシィキッチン』などの新規事業サービスを自社の内製エンジニアが直接開発に携わる形でリリースしてきました。 iOS・Androidアプリの開発や、Webのフロントエンドやサーバサイド・インフラ基盤開発に関わる内製エンジニアの増加と組織の急成長に対応するため、2015年10月よりエンジニア出身のマネジャーを登用し、内製開発組織の体制強化を行なっております。このたび内製エンジニアのキャリアパス構築と、さらなる技術向上を目指すため、世界で活躍
4月16日、一般社団法人新経済連盟主催、経済産業省後援「新経済サミット2013」が開催された。新経済サミット2013は、産業界および政官界へ意識改革を促すためのアクションとして始動したイベント。既存の仕組みにとらわれない海外の企業やサービス動向を基に、日本における環境整備や教育の在り方がディスカッションされた。 セッション1では、Androidの生みの親 アンディ・ルービン(Andy Rubin)氏、Twitter共同創業者 ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏、Skypeで世界をつないだ ニクラス・ゼンストローム(Niklas Zennstrom)氏らがスピーカーとして登壇し、それぞれがイノベーションを起こすまでの歩みが語られた。 一方、セッション2では、海外のイノベーション事例と対比し「日本から破壊的なイノベーションを起こすには?」という観点からディスカッションが行われた。海
BOSTON, Massachusetts, USA — Monday, March 26th, 2012 — Free Software Foundation president Richard M. Stallman announced the winners of the FSF's annual free software awards at a ceremony on Sunday, March 25th, held during the LibrePlanet 2012 conference at the University of Massachusetts, Boston. The Award for the Advancement of Free Software is given annually to an individual who has made a grea
Developer Martin Fowler once came up with an axiom to express the relationship between the the inventor of Ruby and the community that his language spawned. MINSWAN: Matz is Nice, so we are nice. Yukihiro “Matz” Matsumoto, who is not only nice, but sports an ironic sense of humor, has taken that idea the next step: defining “nice” in a Ruby method. def nice brave && passionate && honest && r
プログラミング言語Rubyの開発者であるまつもとゆきひろ氏は2011年10月6日、米Appleのスティーブ・ジョブズ会長の死去に伴い、「イノベーションを大衆に届けたジョブズ氏の功績は高く評価する」とのコメントを寄せた。コメントの全文は以下の通り。 私はどちらかというとアップルとは意見や立場を異にすることが多かったのですが、それでもなおイノベーションを大衆に届けたジョブズ氏の功績は高く評価するものです。ご病気の苦痛を離れて安らかにお休みになることを祈ります。 引退したとはいえ、ジョブズ氏はあと数年はアップルに対して影響力を行使するだろうと勝手に予想していたので、訃報に接して本当に驚きました。今思えば、本当に体力のぎりぎりまで全力を尽くした上での引退であったのでしょう。彼らしい気もします。 これまでビジネス上の常識にことごとく反してアップルを成功に導いてきたジョブズ氏亡きこれから、残されたアッ
「気分やノリがソフトウェア開発には重要だ」と断言し、そこに注目して自らRubyを開発してきたまつもとゆきひろ氏は、どのようにしてプログラマに育ち、Rubyを生み出し、そして開発を続けてきたのでしょうか? 今や日本初のオープンソースソフトウェアとして100万人規模のユーザを持つRuby。数々の賞を受け、なおも変化と成長を見据えるまつもと氏が日本最大のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC2011」にて、自らの若かりし日々から長いRubyの開発の歴史とそこで培われたコンセプト、そして未来への展望までを余すところなく披露してくれました。「Ruby開発が教えてくれたこと」と題されたこの講演の全内容は以下から。 まつもと: はじめまして、まつもとゆきひろです。 最近はRubyを開発した人ということで有名になりましたが、Ruby自体ゲームのソフトウェアというより、それを動かすサーバとして使用して頂
釣りタイトルでスミマセン。こういうことなんです。 Linuxの生みの親であるリーナス・トーバルス氏は、Linuxカーネルというホームランを打ち放ってオープンソース界の殿堂入りをしましたが、比較的最近になって分散バージョン管理システムの「Git」をサクッと実装して、これがまた大きなヒットとなっています。 Linuxカーネルの開発に携わっている人なら、リーナスのエンジニアとしての腕を認めるところかもしれませんが、そうでない一般人には「幸運児」にも見えかねません。 「みんなx86で動いて自由に使えるUnixが欲しかっただけ。そのタイミングでおもちゃとしてのLinuxが登場したからみんな飛びついた。ちょうどインターネットが流行し出してサーバも必要だったし、ふと見ればインテルのプロセッサが安いわけ。速いわけ。もうx86サーバでいいんじゃね?」 と、時代の波に乗った印象があるからです。ところが、リーナ
本誌は、「生涯エンジニア」というテーマの下、OSSで活躍する著名なエンジニアの方々に自身の経験を振り返りながら、若手エンジニアへのアドバイスをお願いしている。今回も引き続き、Rubyの父として知られる、まつもとゆきひろ氏にご登場いただく。 前回は、どういう理由からRubyの開発を始め、どのようにしてコミュニティを形成するに至ったかについて話を聞いた。今回は、エンジニアがステップアップしていくために必要なものを教えてもらう。 エンジニアがステップアップしていくために ――前回は、まつもとさんご自身がどのような道を歩んできたのかについてうかがいました。続いては、若手が成長するための方法についてお尋ねしたいと思います。「エンジニアの幸せ」を実現するにあたっては、技術を磨いていくことも重要だと思います。若いエンジニアがこれからステップアップしていくためにどんなことが必要だとお考えでしょうか? まつ
インターネット業界におけるオープンソース・ソフトウェアの活用が進んでいる。グリーCTOの藤本真樹氏と、Ruby開発者まつもとゆきひろ氏に、ソーシャルネットワーク業界におけるRubyを含むオープンソースの活用について語ってもらった。 オープンソース・ソフトウェアの活用が当たり前になってきたインターネット業界。中でも、最近はRubyや、そのアプリケーション・フレームワークであるRuby on Railsもスタンダードになりつつある。世界でのユーザー数が1億を突破したグリーも、サーバー管理フレームワークを中心にRubyを活用している。そのグリーCTOの藤本真樹氏と、Ruby開発者まつもとゆきひろ氏に、ソーシャルネットワーク業界におけるRubyを含むオープンソースの活用を語り合ってもらった。 ──まずはグリーにおけるRubyの使用状況や取り組みからお話を。 実は結構使っています。当社はサーバーが何
いや、Rubyを取り巻く皆さんの生活まで終われとは言ってないですからね。終わってみるべきなのはRubyのコア部分の開発。 1) 百年の大計の欠如 https://twitter.com/yukihiro_matz/status/25168548474 によると、100年や200年続けるべきなんだそうだ。ふーん。100年って言ってみたいだけちゃうんか。200年後といえば本人はおろかまつもとゆきひろと面識のある人間すら死に絶えている時期なんだけどな。そこまで続けたきゃどうするればいいか真面目に考えたことあんのかね。日本国ですらこの120年で2回も憲法変わってんだぞ。惰性で200年もつわけがないだろ。 2) まつもとゆきひろがスケールしない 御存知の通りまつもとゆきひろのRuby開発に対するコミットペース(ここでいうコミットってのはソースコードをチェックインすることだけではなくて広く「関与」の意
松江市は2010年7月17日、市内の中学生を対象にしたRuby教室を開催した。午前と午後の2回に分けて実施し、合わせて19名の中学生がRubyによるプログラミングを学んだ。Rubyの作者であるまつもとゆきひろ氏の飛び入り参加もあった。 松江市では2008年から中学生を対象にしたRuby教室を開催している。まつもとゆきひろ氏が市内に在住していることから、Rubyによる産業振興を図る「Ruby City Matsueプロジェクト」を推進している。その一環として地元の学生にRubyに親しんでもらうことが狙いだ。 教室は、Ruby City Matsueプロジェクトの拠点である松江駅前の交流スペース「松江オープンソースラボ」で開催。参加した中学生はプログラムの基礎について学んだあと、自分で描いたキャラクタを動かすアプリケーションや、ブロック崩し、デジタル時計、スロットマシンなどのプログラムを打ち込
<< 2010/06/ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 1. [Ruby] Ruby2.0の新機能(かもしれないもの)(1) argument delegation 16 1. [Ruby] Ruby2.0の新機能(かもしれないもの)(2) nested def as local function 17 1. [Ruby] Ruby2.0の新機能(かもしれないもの)(3) module operations 18 1. [Ruby] Ruby2.0の新機能(かもしれないもの)(4) keyword arguments 19 20 21 22 23 24 1. 上海 2. 買い物 3. 大容量USBメモリ 25 26 27 28 29 30 >> _ [Ruby] Ruby2.0の新機能(かもしれないもの)(1) argument delegation
_ [言語] The Go Programming Language もう知っている人は知っているGoogleからのシステムプログラミング新言語Go。 すっかり祭りには乗り遅れた感があるけど、少しだけコメントをつけておこう。 目次 言語仕様 言語実装 技術的でない話 まとめ 言語仕様 総合的に見て、非常にバランスを考えているように思える。 JavaやC++のような複雑さを排して、シンプルに徹する一方、 言語好きを刺激するような新しいアイディアをそこかしこに配置している。 特徴である「コンパイルが高速」というのも、 このシンプルな言語仕様が寄与していると思われる。 個人的に、注目したのはオブジェクト指向機能と、並列機能。 interfaceによる、継承のないオブジェクト指向(duck typing)は、かなり私好みである。 昔からこういう言語が欲しかった。interfaceのみ動的結合を許す
今や世界に知られるオープンソースのプログラミング言語「Ruby」を開発した、まつもとゆきひろ氏。シンプルで利便性に優れたオブジェクト指向のスクリプト言語は、世界各国のプログラマたちに愛用されている。カリスマプログラマを生んだ背景とは? オープンソースソフトウェア技術者として最も成功した日本人は誰か?という質問をプログラマにしたとするならば、多くの人が、この人物の名前を口にするであろう、まつもとゆきひろ氏。オブジェクト指向スクリプト言語「Ruby」の開発者である。自ら作ったソフトウェアが、国内はもちろんのこと、今や海外でも広く使われている。こんなエンジニアは、おそらく日本では彼くらいではないだろうか。実際、海外では、Matzのニックネームで通っているのが、まつもと氏なのだ。「Ruby」の特色は、シンプルで利便性に富んでいること。世界中のプログラマの心をつかんだソフトを生んだことはもちろん驚き
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