先日の記事「賢い議論というのは、こうするんだなぁ。」のなかで、「コラーゲンを食べたら肌がぷるぷるになるのか?」という議論を取り上げました。たくさんのコメントをいただき感謝しております。 いただいたコメントをもとに、コラーゲン摂取とお肌の関係について、もう少し調べてみました。 結論から言うと、コラーゲンを摂取してもコラーゲンは体内に入らず、お肌はぷるぷるになりません。コラーゲンを分解してできたコラーゲンペプチドは、消化分解されて体内に入り、体内のコラーゲン量が増える可能性はあります。ただ、これをお肌のぷるぷるに結びつける積極的なデータはまだありません。 学術用語でいう「コラーゲン」は、筋肉や皮膚の強度や弾力性を保つ役割をもつタンパク質です。コラーゲンは、約1000個のアミノ酸がつながってできたペプチド鎖が3本絡み合う「3重らせん」という構造をもっています。この3重らせん構造によってできた繊維