「スルッと」カード/偽造あおりで売上激減 一部サービス中止、市は賠償請求も検討 (1/2ページ) 2009.8.7 14:05 関西一円の私鉄や地下鉄で利用できるプリペイド式磁気カード「スルッとKANSAI」の売り上げが、偽造事件のあおりで大きく落ち込んでいる。額面5千円のカードを大量に偽造したとして韓国人グループが地元の警察当局に摘発されたが、すでに約8千枚が日本に密輸され、金券ショップなどを通じて一般客にも流出。対策を迫られた鉄道各社が一部サービスを取りやめたことで、「不便だ」と苦情が出るなど、波紋は今も広がっている。被害の大きかった大阪市交通局は賠償請求も検討中という。 運営会社の「スルッとKANSAI」(大阪市中央区)によると、偽造カードは平成20年12月、市営地下鉄御堂筋線の梅田駅で初めて見つかり、近畿各地でこれまでに約400枚が回収された。いずれも券売機や改札機で使用できるほ