【東京】陸上自衛隊与那国駐屯地で起きた輸送機V22オスプレイの事故について、陸自が調査の結果、人的要因と結論付けていることが13日、複数の関係者への取材で分かった。離陸時、操縦士の操作ミスで揚力を十分得られない状態に陥り、その後も機体を安定させる操作が不適切だったため、バランスを崩して地面に接触した。陸自は再発防止策を公表した上で、事故後に見合わせているオスプレイの飛行を、早ければ15日にも再開する。 防衛省は13日、関係自治体に調査結果を説明した。政府関係者によると、与那国駐屯地内に駐機している事故機は、飛行再開のめどが立っていない。 オスプレイは離着陸時にエンジンの出力を最大にするため、特有の「インテリム・パワー・スイッチ」を備えている。 通常時のエンジン出力を最大100%とすると、このスイッチを「オン」にすることで100%を超えるという。 離陸後、ホバリングの前に必ずオンにする手順だ