2021年12月15日、JPドメイン名を管理運用する「株式会社日本レジストリサービス(JPRS)」が、恒例となっている2021年度版の「ドメイン名重要ニュース」を発表した。JPRSのドメインネームニュース担当者が選んだ今年の話題とは? 1位:DNSの運用ミスによる大手SNSなどで大規模障害が発生 今年の1位に選ばれたのは、SlackやFacebook(Instagram、Facebook Messenger、WhatsApp、Oculusを含む)という世界的なサービスで相次いだDNS障害の話題である。読者の中にも影響を受けた方が多いのではないだろうか。かく言う筆者も、それらの影響を受けた一人である。 Slackのケースにはいくつかの段階があるが、同社の公式ブログ[*1]を見る限り、いったん有効にしたslack.comゾーンのDNSSECを解除する際の判断にミスがあったようである。通常、DN
