国が魚の消費拡大を目指し、調理の手間がかからない魚介類の加工食品を「ファストフィッシュ」として普及させる取り組みが始まったことを受けて、大手スーパーで、対象となる商品の販売が始まりました。 水産庁は、手軽に食べられる魚介類の加工食品のアイデアを全国から募集し、この中から調理師や主婦などが選んだ64点を「ファストフィッシュ」と銘打って普及を図っています。 これを受けて、大手スーパーの「イトーヨーカ堂」は、食品メーカーと共同で開発したファストフィッシュの商品の販売を始めました。 あらかじめ味付けをしたさけの切り身やえびなどを電子レンジで加熱するだけで、見た目や食感が焼いたように仕上がるのが特徴です。 また、「イオン」も、あらかじめ骨や頭を取り除いて食べやすくしたファストフィッシュのさんまを売り出しました。 購入した主婦は、「生ごみも出ないし、調理の手間も省けるので助かります」と話していました。