北陸先端科学技術大学院大学(JAIST) マテリアルサイエンス研究科の末國晃一郎助教、小矢野幹夫准教授、産業技術総合研究所(産総研) エネルギー技術研究部門 熱電変換グループの太田道広研究員、山本淳研究グループ長、理化学研究所(理研) 放射光科学総合研究センター 理研RSC-リガク連携センターの西堀英治連携センター長らは、自然界に存在し、身近な元素である銅と硫黄を多く含む鉱物のテトラへドライトが、400 ℃付近で高い熱電変換性能を示すことを発見しました。さらに、この高い性能は、複雑な結晶構造と銅原子の異常大振幅原子振動に起因した極端に低い熱伝導率によることを明らかにしました。これらの成果は、身近な元素からなる材料を用いた、環境にやさしい熱電発電の実現に大きく寄与するものです。 熱電発電とは、固体素子を用いて、熱(温度差)エネルギーを電気エネルギーに変換する技術です。近年のエネルギー問題への
火山国である日本の強みを生かした地熱発電に注目が集まっている。 燃料代がかからず、原子力発電のように安定した発電ができるからだ。大きな出力は望めないが、伊豆諸島の八丈島(東京都八丈町)では蒸気の余熱を温室に供給。観葉植物が島の特産品になり、地域振興にも一役買っている。 コンパクトな発電所 羽田空港から50分。飛行機の窓から見下ろすと、ひょうたん形の八丈島には東西二つの火山がある。東京電力八丈島地熱発電所は日本有数の地熱資源が眠る、島の東の山麓に位置している。 発電所を訪ねると、実際に発電する機器のある建屋は民家の半分ぐらいの大きさしかない。地下1650メートルから取り出した蒸気を当てて発電するタービンは一つ。直径わずか1メートル30ほどだ。出力は3300キロ・ワットで、本土の一般的な地熱発電所の10分の1以下の規模だが、約8000人が暮らすこの島の電力の4分の1をカバーする。「この地熱発
BBC Newsnight's Joe Lynam looks at what lies beneath the external beauty of Iceland Whisper it - Iceland's economy is on its way back. The frozen island on the edge of the Arctic, which had 10 straight quarters of shrinking GDP, is suddenly on a steady run of seven quarters of growth averaging at 2.5% per annum - something that few European countries can boast. Unemployment has fallen to just belo
7月にスタートした固定価格買い取り制度の対象に認定された設備容量は、2ヶ月で130万キロワット、既に原発1基分相当となった。 その内訳は、非住宅用太陽光発電が72.5万kW、住宅用太陽光30.6万kW、風力26.2万kW、バイオマス0.6万kW、中小水力0.1万kW。 まだ地熱発電はあがってこないが、実は少しずつ、地熱発電も進んでいる。 岩手県八幡平市では、岩手地熱が開発する7000kWクラスの地熱発電所が2016年にも運転を開始する。将来的には5万kWクラスまで規模を拡大できるが、東北電力の系統の問題で7000kWからスタートすることになった。しかし、ケガの功名で発電容量7500kW以下ならば環境アセスが不要となり、4年程度開発期間が短縮された。 八幡平市ではこの他に安比でも検討が進んでいる。 秋田県湯沢市では、山葵沢・秋ノ宮地区で湯沢地熱の4.2万kWクラスの地熱発電所の環境
関連トピックス原子力発電所東京電力発電で利用する源泉。蒸気が絶え間なく噴き上がっていた=3日午後、福島市土湯温泉町、野瀬輝彦撮影周辺の地図 東日本大震災の後、客足が落ちたままの福島市の温泉街が、源泉の熱を使った地熱発電に乗りだす。売電の利益で自然エネルギーの体験教室を展開する計画だ。2014年までの発電開始をめざし、10月に観光業者らが会社を設立する。 福島市郊外の土湯温泉。大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で客が減り、16軒あった旅館のうち6軒が休廃業に追い込まれた。10年度に約40万人だった利用客は11年度は約20万人に半減。今年度も好転していない。 旅館などでつくる温泉協同組合が事態打開に向け昨秋からあたためてきたのが地熱発電計画だ。今年7月に自然エネルギーの固定価格買い取り制度が始まったことも追い風に、同組合やNPO法人が出資し会社をつくることが決まった。 続きを読むこの
室蘭工業大と大手肌着メーカー「グンゼ」が共同して、温泉が枯れない熱交換方式の「地熱発電」の開発に取り組んでいる。両者が開発したセラミック複合材製の熱交換器が、地上から送り込んだ水を温め、地中の熱だけを回収することを可能にした。「安全・安心な再生可能エネルギー」として注目されそうだ。 地熱発電はこれまで、火山の地中で噴出する熱水や蒸気を使ってタービンを回し、発電してきた。しかし、熱水などをくみ上げると温泉の湯量の減少につながるとの指摘があり、一部の温泉地からは「地熱発電は温泉に悪影響を与える」と、心配する声が上がっている。 両者が開発する地熱発電は、地上から地中へ水を注入して地熱によって熱水に改める仕組みだ。熱回収には室工大の環境・エネルギーシステム材料研究機構(機構長・香山晃特任教授)とグンゼが開発したセラミック複合材料を表面に巻いた二重構造の管を使用している。セラミック素材は1600
福島県の磐梯朝日国立公園内で進む地熱発電開発が停滞している。 地熱開発事業者と地元の温泉事業者らとの間で話し合いが続けられているが、温泉事業者らの根強い反発があるもよう。 原子力発電を代替できるベース電源となる再生可能エネルギーとして、政府は積極的に地熱開発を後押ししているが、理想と現実のギャップを埋めるための粘り強い理解活動が求められる。 同公園内では出光興産や三菱商事、住友商事、石油資源開発、三井石油開発など約10社がプロジェクトチーム (PT) を組織し、2020年代初頭に国内最大規模となる約27万キロワットの地熱発電所設置を目指している。 投資額は未定だが、数百億円になるとみられる。 PTの代表企業を務める出光興産幹部は、9月までに地表調査に入りたい意向を示していたが、温泉事業者らから合意を得られておらず 「事実上、不可能な状況」 (関係者) になっている。 国やPTは7月末に開い
ランキンサイクル機関であるため、4つの基本的な要素に発電機を加えた次のものから構成される。 ボイラー(蒸気を作るための熱源) 原子力発電の場合は蒸気発生器とも呼ばれる。 追加で過熱蒸気発生装置が用いられる場合もある。 蒸気タービン 復水器 - 水を使って冷却する方式が多く用いられるものの、乾燥地域では空冷式の復水器もある。 給水ポンプ 発電機 汽力発電で用いる熱媒体には水が用いられる。用いる水の圧力と温度によって、発電システムは亜臨界圧、超臨界圧、超々臨界圧などに分けられる(超臨界圧以降は超臨界水)[5]。火力発電においては超臨界水を用いるものが存在するものの、2022年現在、地熱発電や原子力発電においては超臨界水を用いる商業発電所は存在せず[6]、実用研究が行われている状況である(超臨界圧軽水冷却炉を参照)。 類似の発電システムには水以外の作動流体を用いたものも存在する。構成要素としては
Trianel Kraftwerk HammU発電所 コンバインドサイクル発電(コンバインドサイクルはつでん、英: combined cycle, CC)は、内燃力発電の排熱で汽力発電を行う複合発電である。内燃機関としては主にガスタービンエンジンが使用される。この場合狭義においてはガスタービンコンバインドサイクル発電[1]という。 燃焼ガス温度をさらに高め、省エネルギー性、耐久性、環境適合性などを向上させた改良型に、1,300 ℃級のACC (Advanced Combined Cycle)、1,500 ℃級のMACC (More Advanced Combined Cycle)、1,600 ℃級のMACC IIがある[2]。 コンバインドサイクル発電には、次のような特徴がある。 始動時間が短い ガスタービンエンジンの特徴として、同じ出力の蒸気タービンよりも始動時間が短い。 熱効率が高い。
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