長崎ストーカー殺人事件をめぐり、千葉県警の担当幹部らが被害届の受理を先送りして職場旅行に出かけていた問題を受け、県警は25日、今後は宿泊を伴う職場旅行を認めないことを決めた。大山憲司本部長名で全職員に通達した。 千葉県警では、忘年会を兼ねた年末の職場旅行が長年の慣行になっていた。昨年12月の事件発生前、習志野署の担当幹部らが女性からのストーカー被害の届け出受理を先送りし、2泊3日で北海道へ職場旅行に出かけた。その後、女性の母と祖母が、女性の元交際相手に長崎県の実家で殺害された。 岡部正勝警務部長は「事件対応への反省と再発防止を重視した」と話した。 関連リンク千葉は1泊、全国は日帰り 各警察、旅行意識にギャップ(8/23)〈WEBRONZA〉ストーカー殺人事件の警察対応のなぜ(4/16)被害届受理せず、2日後旅行 ストーカー殺人で千葉県警(3/22)