6月 24, 2011 (中国通信=東京)石家庄12日発新華社電によると、今年から始まった干ばつと雨量の少なさにより、下流の天津や河北省唐山での水使用量が増え、河北省潘家口ダム内の「水中の長城」の本体部分がこのほど再び水面に現れた。 高く険しい山々の間を延々と続く万里の長城は、河北省寛城満州族自治県潘家口ダム内で水中に潜り、非常にまれな「水中の長城」の奇観を形づくっている。 500年余り前に建設された喜峰口、潘家口の城(とりで)は、中国明王朝の長城の重要な関所。当時、中原と北彊や東北の辺境の地を結ぶ交通の要衝であり、この辺りの長城の長さは約50キロ、のろし台は延べ21基あった。 1975年、中国政府がこの地に建設した華北地区最大の重点水利プロジェクトである潘家口ダムの貯水後、水位は長城の高さを超え、喜峰口、潘家口の城が水没した。以来五百年の歳月、長城は水の中に姿を隠していた。 ここ数年来、