通信障害時にも安心して使えるネットワークに 震災以降オフィスや自宅の通信手段について改めて考える機会も多いのではないでしょうか。電話は全く繋がらなかったのに、インターネットを利用したTwitterやメールでは連絡が取れたというケースもあるでしょう。例えば会社でインターネットを利用するには、LAN同士の玄関口であるゲートウェイ(いわゆるルータ)が必要ですが、非常時に備えてルータに何か対策できないかな…と思ったことは無いでしょうか? そこで、ネットワークの玄関口を強くするために、オープンソースのソフトウェアルータ「Vyatta」を使って冗長化ルータを作ってみました。Vyattaは仮想ルータとしてクラウドやデータセンターでも活用されています。今回実験で作った環境は以下の通りです。 冗長化(じょうちょうか)とは? システムの一部に何らかの障害が発生した場合に備えて、障害発生後でもシステム全体の機能