岡山県吉備中央町の浄水場の水から有機フッ素化合物PFASが極めて高い濃度で検出された問題で、町は25日、全国で初めて公費による血液検査を始めました。 検査会場となった吉備中央町の施設には、25日8時半すぎから住民らが訪れ、採血が行われました。 吉備中央町では去年10月、およそ1000人に水道水として給水していた浄水場の水から国の暫定目標値の28倍にあたる高濃度のPFASが検出され、問題発覚後に対策を講じて現在は飲料水として使われています。 町によりますと検査を受けるのは、浄水場の給水区域の住民や区域内に勤務する人などのうち検査を希望した2歳以上の人で、25日現在で合わせて790人の予定です。 PFASの血液検査が公費で行われるのは全国で初めてで、採血は来月8日にかけて実施される予定です。 家族で検査を受けた住民の女性は「もし影響があれば心配なので検査を希望しました。影響がありそうな場合、町