およそ70年前に亡くなった兄から金を無心する電話が――。不審に思った東京都葛飾区の男性(85)が「だまされたふり」をして警察と協力。特殊詐欺の「受け子」をした疑いで、自称茨城県常総市の男(21)が詐欺未遂容疑で逮捕された。 警視庁亀有署によると、25日、男性の自宅に実の兄の名前をかたる男から「株で損した。200万円なんとかならないか」と電話があった。男性の兄は約70年前に結核で亡くなっていたが、男性はだまされたふりをして「郵便局にある150万円なら用意できる」と応じ、チラシ広告で偽物の札束を作った。郵便局に封筒をもらいに行った男性は、局員に封筒の使い道を尋ねられたため、いきさつを説明。局員に促されて交番に届け出たという。 署は同日、男性の兄の知人を装って待ち合わせ場所に現れた男を現行犯逮捕した。男は「忘れ物を取りに行くよう指示されただけ」と容疑を否認しているという。男性は「私みたいな者から
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