瀬戸内海では現代でも、サメ被害のニュースを聞くことがありますが、それは大昔の日本でも同様だったようです。 英・オックスフォード大学(Oxford University)考古学研究チームの調査で、約3000年前にサメに襲撃されて命を落とした男性の遺骨が発見されました。 遺骨は、瀬戸内海にほど近い津雲貝塚(岡山県笠岡市西大島)で以前に発掘されたもので、「No.24」と呼ばれています。 サメに襲われた遺骨が見つかるのは珍しく、No.24はその直接的な証拠としては最古のものです。 研究は、2021年6月23日付けで科学誌『Archeological Science: Reports』に掲載されました。
