北九州市門司区の市立小学校で12日、校庭の遊具に結びつけられた衣類に首がかかった状態で見つかった4年男児(10)は16日未明、同市内の病院で死亡した。 いじめや自殺を疑わせる情報はなく、市教委は「事故と判断している」としている。 福岡県警門司署や市教委などによると、男児は12日午後1時35分頃、遊具の雲梯(うんてい)(高さ約2メートル)に着ていたパーカの両袖が結びつけられ、輪になった部分にあご付近が引っかかった状態で発見され、意識不明の状態が続いていた。同署によると、検視の結果、首を絞められたような痕跡はなかったという。当時は昼休み中で、約150人が校庭にいた。学校側は複数の児童から事情を聞いたが、男児は1人で遊んでおり、周囲には低学年の児童しかいなかったため、詳細な状況は把握できなかったという。