台湾で、中国に滞在していた男性がH7N9型の鳥インフルエンザウイルスへの感染が確認されたことを受けて、台湾当局は、中国で感染者が出ている地域への渡航の是非を検討するよう住民に呼びかけています。 台湾では、先月28日から中国の江蘇省に滞在し、今月9日に上海を経由して台湾に戻った53歳の男性が、24日になってH7N9型のインフルエンザウイルスに感染していることが確認されました。台湾で初めてとなる感染の確認を受けて、台湾当局は、中国の上海や浙江省、江蘇省など、感染者が確認されている7つの市や省への訪問を計画している住民に対して、渡航の是非を検討するよう呼びかける情報を出しました。 また、台湾当局は、鶏肉などを販売している市場で生きた鳥を食肉処理することを来月17日から禁止し、処理は衛生設備の整った専門施設に限ることを決めました。台湾では、生きた鳥からH7N9型の鳥インフルエンザウイルスは検出され