世界文化遺産に登録された富士山が、1日、山開きし、夏山シーズン中の安全を願う神事が静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社で行われました。 静岡県側にある3つの登山口のうち、富士宮口の出発点となっている富士山本宮浅間大社では山の安全を願う神事が、1日朝、行われました。 地元の若者たちが長さ3.6メートルの金剛づえを担いで鳥居の前にやってくると、須藤秀忠市長が「富士山を訪れる人たちの安全を祈願し、夏山シーズンの幕開けを宣言します」とあいさつしました。 続いて一行は、参道に集まった子どもたちに見守られながら金剛づえを先頭に本殿に進んで、神事に臨みました。 また、富士山に向かうバスのおはらいも行われ、観光客およそ200人が安全を祈願したあと、万歳をして改めて世界遺産登録を祝いました。 1日は雲の合間から、時折、富士山が顔を出し、仲間とともにハイキングに訪れたという女性は「頂上にはまだ登ったことがないが