ブラジルで、飼い主が亡くなったあとも、飼い主の職場で待ち続けている犬が、まるでブラジル版のハチ公だとして、地元のメディアで大きく取り上げられ話題になっています。 この犬は雑種で名前をベートーベンといい、4年前、ブラジル最大の都市、サンパウロ東部の道端に捨てられていたところを自動車修理工のジョゼ・サントス・ローザさんに拾われ、ローザさんの職場で飼われ始めました。 ベートーベンは、毎朝、ローザさんが職場に来るのを、入り口の扉で待っていて、ローザさんの顔を見ると喜んで、出迎えていましたが、ローザさんはことし6月、心臓発作で急に亡くなりました。 近所の人らの話では、ベートーベンは、それ以来、寂しそうな様子を見せ、食べる量も減りましたが朝になると、これまでどおり職場の扉に立っているということです。 今、犬の面倒を見ているローザさんの同僚のテシェイラさんは「ベートーベンは、飼い主が亡くなったことを知ら