高知市の寺に安置されている仏像の内部に、徳川家康の戒名に使われた文字などが記されていることが、X線を使った調査で分かり、専門家は、土佐藩の2代藩主に嫁いだ家康の養女が、家康を弔うために寄進したことを裏付ける発見だとして注目しています。 この仏像は高知市の竹林寺にある阿弥陀如来立像で、徳川家康の養女で、土佐藩の2代藩主、山内忠義に嫁いだ阿姫が寺に寄進したと古文書に記述されています。 寺が土佐山内家宝物資料館、それに高知大学総合教育センターと共にX線撮影を使って調べたところ、仏像の内部の胸の部分に、徳川家康の戒名に使われた「大相国」という文字が記されているのが分かりました。 また、足の部分には「松平土左守忠義」という、山内忠義をさす名前が記されていたということです。調査に当たった専門家は、古文書の記述のとおり、土佐藩の2代藩主に嫁いだ家康の養女が家康を弔うために寄進したことを裏付ける発見で、全