羊の飼育が盛んな北海道北部の士別市では、えとの羊が郵便バッグを背負って年賀状を配達して回りました。 士別市では、北海道で最も多い1000匹余りの羊が飼育されていて、12年に1度のひつじ年には羊が年賀状を配達しています。 1日は午前7時すぎから士別郵便局で出発式が行われ、市内で飼育されているサフォーク羊3匹が配達員とともに郵便バッグを背負って年賀状の配達に出発しました。ゆっくりとしたペースで歩き出した羊たちは飼育員と郵便局の近くの商店などを訪れ、年賀状を届けていました。 年賀状を届けてもらった布団販売店を経営する男性は「12年に1度のこのようなチャンスに恵まれてうれしい。羊毛の布団なども扱っているので商売も繁盛してもらいたい」と話していました。 また、書店を経営する男性は「ふかふかした羊に年賀状をもらって温かい気持ちになりました。大勢の人に士別に来てもらえるよう、みんなで町を盛り上げていきた
欧米に対抗するためロシアが旧ソビエトの3か国と経済を再統合する「ユーラシア経済同盟」が1日発足し、原油価格の下落でロシア経済が悪化する見通しのなか、加盟国が足並みをそろえて協力関係を築けるかどうかは不透明な情勢です。 「ユーラシア経済同盟」は、人やモノ、それに資本などの移動の自由を保障し、エネルギーや農業などの分野で共通の政策を行うため、ロシアが旧ソビエトのベラルーシとカザフスタン、それにアルメニアと経済を再統合するもので、去年末までに各国が条約を批准し、1日発足しました。 ロシアのプーチン大統領は、「同盟によって域内人口が1億7000万の巨大市場になり、世界の天然ガスの埋蔵量の20%、原油の15%を保有する」と述べ、意義を強調しています。 この経済同盟はEU=ヨーロッパ連合やアメリカに対抗するためロシア主導で進められてきましたが、ロシアとしては、これを基盤に政治的な関係強化も図るねらいが
元日に東京都内では、お年寄りなど少なくとも6人が餅をのどに詰まらせて病院に運ばれ、このうち2人が死亡し、東京消防庁が注意を呼びかけています。 東京消防庁によりますと、1日正午ごろ、国分寺市で84歳の男性が自宅で餅を食べた際にのどに詰まらせ、心肺停止の状態で病院に運ばれましたが、まもなく死亡しました。 また午後0時半ごろには江東区で76歳の男性が自宅で餅をのどに詰まらせて心肺停止の状態になり、搬送先の病院で死亡しました。 元日の1日、都内では餅をのどに詰まらせて病院に運ばれた人は午後5時までに死亡した2人を含め少なくとも6人に上り、このうち5人が65歳以上の高齢者だということです。 東京消防庁は、餅は小さく切ってよくかんで食べ、もしのどに詰まらせた人がいた場合は周りの人が意識があるかどうかを確かめたうえで、反応があれば、あごを支えてうつむかせ、背中を強くたたいて吐き出させるなどの対応を取るよ
毎年、正月3が日に餅をのどに詰まらせて病院に運ばれる人が相次ぐことから、東京消防庁は、餅を小さく切って食べたり、詰まらせた人がいた場合は背中をたたいて吐き出させたりするよう呼びかけています。 東京消防庁によりますと、平成22年からことしまでの5年間の正月3が日に、都内で餅をのどに詰まらせて病院に運ばれた人は126人に上り、このうち9人が死亡しています。 ことしの元日には北区の70代の女性が自宅で雑煮を食べた際に、のどに餅を詰まらせて一時心肺停止の状態になるなど、病院に運ばれた人の93%を65歳以上の高齢者が占めています。 かんだり飲み込んだりする力が弱いことが主な原因とみられ、高齢者や幼い子どもは特に注意が必要だということです。 具体的には、餅は小さく切ってよくかんで食べ、のどに詰まらせた人がいた場合は周りの人が意識があるかどうかを確かめたうえで、反応があれば、せきをさせたり、あごを支えて
小さな子どもを持つ母親で、地域に子育ての悩みを相談できる相手や子どもを預けられる人がいる割合は、12年前に比べて大幅に減り、社会とのつながりが希薄になっていることが、調査会社のアンケートで分かりました。 アンケートは大手調査会社がことし6月、小学生未満の子どもを持つ親を対象に行い、4000人から回答を集めました。 地域でのつきあいについては、母親で「子育ての悩みを相談できる人がいる」と答えたのは44%、「子どもを預けられる人がいる」は28%で、いずれも12年前の同じ調査から30ポイント減っています。 子どもを保育園などに送り迎えするときに、あいさつをする相手がいる人は57%いましたが、12年前に比べると31ポイントと大幅に減り、社会とのつながりが希薄になっていることがうかがえます。 一方、幼稚園などの子育て支援サービスの利用については、20%が利用していないと答えています。調査を行った三菱
政府は、経済の再生を目指し成長戦略に盛り込んだ、農協改革や新たな労働時間制度の創設のための法案を来年の通常国会に提出する方針ですが、慎重論や反対論も根強く、今後どのように法案作りが進められていくかが焦点です。 政府は、▽JA全中=全国農業協同組合中央会が農協に経営指導などを行う、今の「中央会制度」を見直す農協改革の実現や、▽年収が1000万円以上の労働者を対象に、時間ではなく成果によって報酬を決める新たな労働時間制度の創設を成長戦略に盛り込み、必要な法案を来年の通常国会に提出する方針です。 安倍総理大臣は、先週の経済再生本部の会合で「来年の通常国会では、農業、雇用、医療、エネルギーの分野での規制改革を含め、大胆で思い切った法案を提出したい」と述べ、規制改革の実現に決意を示しました。 ただ、農協改革を巡っては、JA全中が農協に対する監査機能を維持するなどとした独自の改革案を発表し、政府が目指
文部科学省は、国立大学を世界最高水準の教育研究拠点とすることや、人材育成などで地域活性化の中核とすることなどを目指し、こうした分野で実績を挙げたと評価された大学に交付金を重点的に配分する方向で検討を進めています。 国が毎年度、国立大学に交付する「運営費交付金」は、各大学の人件費などに充てられていますが、文部科学省は交付金をそれぞれの大学の強みを生かす形で役立ててもらおうと、再来年度から配分の在り方を見直すことを検討しています。 具体的には、それぞれの国立大学が、▽あらゆる分野で世界最高水準の教育研究を目指す、▽特定の分野で世界的な教育研究を目指す、▽人材育成などで地域活性化の中核となるの3つのうち、いずれかを選びます。 そのうえで、論文が引用された数や、地域から求められる人材育成への貢献度などの指標を基に、実績を挙げたと評価された大学には国が交付金を重点的に配分する方向で検討を進めています
大みそかの31日、横浜の中華街は午前中から中国料理の総菜などを買い求める人たちでにぎわっています。 横浜市中区の横浜中華街には、およそ600の料理店や中国の食材を扱う店が集まり、毎年、大みそかには中国料理で新年を祝おうと総菜や食材を買い求める多くの人が訪れます。 このうち大通りにある老舗の料理店では、伊勢エビやアワビなどが盛りつけられた中国風のおせちのほか、チャーシューやアヒルの丸焼きなどが店頭に並べられ、午前中から家族連れや観光客などが、次々にお目当てのものを買い求めていました。 東京・多摩市から訪れた62歳の女性は「中華街の大みそかの雰囲気が好きで毎年、来ています。来年は平穏なよい年になってほしいです」と話していました。 総料理長の西崎英行さんは「ことしは消費税率が引き上げられ、売り上げが落ち込んだ時期もありましたが、ようやく持ち直してきた感じがします。来年も、たくさんの人においしい料
ことし観測された体に感じる地震の回数は、30日までに2045回に上り、3年前の巨大地震の前と比べて、依然、多い状態が続いています。 先月には長野県で震度6弱を観測する地震が発生し、気象庁は日頃から強い揺れへの備えを進めるよう呼びかけています。 気象庁によりますと、ことしに入って30日までに全国で観測された体に感じる地震の回数は、2045回でした。 3年前の3月11日の巨大地震の発生後から12月31日までの体に感じる地震の回数は1万357回、おととしは3139回、去年は2387回と、年々減ってきているものの、4年前、平成22年までの10年間の年間平均の1790回と比べ、依然として多い状態が続いています。 また、ことしは、11月22日に長野県北部を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生し、震度6弱の激しい揺れを観測したほか、7月12日に福島県沖で発生したマグニチュード7.0の地震では、岩手
大みそかの夜、東京の渋谷駅周辺に年越しのカウントダウンのために大勢の若者などが集まることから、警視庁は元日の未明にかけて、駅前の交差点周辺などでの歩行者の通行を大幅に制限することにしています。 渋谷駅の周辺では、ここ数年、大みそかの夜に大勢の若者や外国人などが年越しのカウントダウンのために集まり、大きな声を上げたり、花火を打ち上げたりする騒ぎが起きていて周辺の商店街や住民から苦情が寄せられています。 このため警視庁は混雑やトラブルを防ぐために、ことしも歩行者の通行を大幅に制限します。 31日午後10時ごろから元日の午前2時ごろまで、駅前のスクランブル交差点のほかハチ公前広場や道玄坂下周辺などは近くの飲食店に向かう場合などを除き、通れなくなります。 これに伴って午後11時ごろから地下鉄の駅構内と地上をつなぐ交差点周辺の6つの出入り口や、JRのハチ公口の改札口が閉鎖されるほか、京王井の頭線に通
沖縄県の尖閣諸島を巡り、昭和57年、当時の鈴木善幸総理大臣がイギリスのサッチャー首相と会談した際、「中国との間で現状を維持することで合意し、問題は実質的に棚上げされたとサッチャー首相に伝えた」とイギリス側が記録していたことが明らかになりました。 これは昭和57年9月に当時の鈴木善幸総理大臣が来日したサッチャー首相と会談した際の内容をイギリス政府が記録したもので30日、機密解除されました。 それによりますと、鈴木総理大臣は沖縄県の尖閣諸島について、みずからが中国の当時の最高実力者※トウ小平氏と会談した経験を紹介し、「日中両政府は大きな共通の利益に基づいて協力し、詳細についての違いはひとまず触れないことで一致したと伝えた」としています。 そして、記録は「鈴木総理大臣は、その結果、問題を具体的に取り上げることなく現状を維持することで合意し、実質的に棚上げされたとサッチャー首相に伝えた」としていま
さぬきうどんで知られる香川県では大みそかの31日、そばではなく、うどんを食べて年を越そうという人たちで、うどん店がにぎわっています。 香川県では太くて長いうどんのように健康で長生きできることを願い、大みそかにそばではなく、うどんを食べるのが昔ながらの習慣になっています。 このうち高松市番町にある、うどん店では午前中から「年越しうどん」を求める客が次々に訪れ、かけうどんや、ざるうどんに天ぷらや薬味を乗せておいしそうに味わっていました。 また、自宅で「年越しうどん」を食べようと、うどんの玉を持ち帰る人の姿も見られました。 香川県では、さぬきうどんなどを目当てに訪れる観光客が増えているということで、この店では31日、例年の大みそかより200玉ほど多い、1500玉のうどんを用意したということです。 東京から帰省した23歳の男性は「故郷の味は懐かしくておいしいです。ことし1年もうどんで始まり、うどん
1等と前後賞、合わせて7億円が当たる「年末ジャンボ宝くじ」の抽せん会が、東京で開かれ、当選番号が決まりました。 ことしの年末ジャンボ宝くじの当選本数は1等の5億円が39本、2等の2000万円が79本の見込みです。 決まった当選番号は1等が「92組169296」。 前後賞は1億円、組違い賞は10万円です。 2等が「91組186014」、「20組102239」。 3等の100万円は各組共通で「190018」。 4等の5万円は各組共通で下4桁が「0191」。 5等の3000円は、各組共通で下2桁「75」。 6等の300円は、各組共通で下1桁「8」です。 また、この宝くじとは別に去年から始まった宝くじ、「年末ジャンボミニ7000万」の抽せんも行われ、当選番号は1等の7000万円が「組下1桁2組180321」です。 当せん金は年明けの来月6日から1年間、受け取ることができます。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く