スキー女子モーグルの第一人者で現役引退を表明した上村愛子選手が17日の最後のレースを前に、「気持ちの準備をしながら迎えたので悲しくはない」と心境を語りました。 正式に引退を表明した上村選手は、現役最後のレースとなる27日の全日本選手権を前に、地元、長野県白馬村の練習会場で報道陣の取材に応えました。 この中で、上村選手は引退を決めた心境について「最後と決めて臨んだソチオリンピックですごくいい終わり方ができて満足できた。今はモヤモヤとした気持ちは全くない。気持ちの準備をしながらきょうを迎えたので悲しくはない」と語りました。 そして、今後については「まだ決めていないが、モーグルはずっと応援していきたい。自分だからできることをやっていければいい」と述べました。 34歳の上村選手はオリンピックでは1998年の長野大会から5大会連続で出場し、7位、6位、5位、4位、4位とすべての大会で入賞しました。