パソコンの基本ソフト、「ウィンドウズXP」とワープロや表計算に使われる「オフィス2003」のサポートがあと2か月余りで打ち切られます。 乗り換え需要が増すなか、ネット上では、偽物のソフトも出回っています。 サポート打ち切りに向けた注意点と、偽ソフトの問題について、科学文化部の田辺幹夫記者が解説します。 XP まだ1300万台 2001年に発売されたパソコンの基本ソフト(「OS」とも呼ばれます)、ウィンドウズXPは、後継の基本ソフトの人気が今ひとつだったこともあり、家庭や企業で広く使われてきました。 マイクロソフト社の委託を受けた調査会社によると、昨年末の時点で国内では、▽企業や自治体など、法人の20%に当たる723万台、▽個人の14%に当たる597万台で、まだ利用されていました。 また、文書を作成する「ワード」や、表計算を行う「エクセル」などが含まれる「オフィス2003」も、いまだに