2002年4月、ヨルダン川西岸の町ジェニンの難民キャンプを、アパッチヘリが無差別銃撃をし、軍用ブルドーザーが家々を押しつぶした。 5000人の人々が家を失った。 52人が殺されたといわれている。 2005年11月、ジェニンで再び悲しい出来事がおきた。 12歳のアフメドという少年がイスラエル兵に撃たれたのである。 イスラエルの病院で、脳死が宣告された。 そして、臓器移植の説明も受けた。 父親のイスマイルさんは、悲しみのなかで、わが子の臓器を提供することを承諾する。 息子の命を奪ったイスラエル人に、臓器提供することによって、イスラエルの人たちの気持ちを変えたかった。 イスラエル政府の政策を変えたかった。 そして、このまちで自分たちパレスチナ人の子どもたちが、安全に遊べるようになることを願ったのである。 アフメド君の心臓、肝臓、腎臓などは、イスラエルの大人や子ども6人に移植された。 ぼくは、この
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