アールティが開発した着ぐるみ用の人型ロボット「RIC」=東京都千代田区の同社秋葉原ショールーム(写真:フジサンケイビジネスアイ) ロボット関連のコンサルティングなどを手掛けるアールティ(川崎市幸区)は、着ぐるみを着せて接客などを行う人型ロボット「RIC(リック)」を開発し、販売を始めた。主にイベント会場などでの利用を想定している。中川友紀子社長は「軽さと強度、自然な動きの実現を目指した。気軽に触れ合えるコンパニオン(仲間)ロボットとして活用してほしい」と話している。 リックは本体の高さが約1メートル、重量が約7キロ。前後方向への二足歩行に加え、両手を振ったり、お辞儀をするなどの基本動作ができる。ロボット単体ではなく、アニメのキャラクターなどの着ぐるみを着せて利用するという。 「子供向けアニメなどの着ぐるみは、高さ1〜1.3メートルのものが多い。従来は大人がひざを折るなどの窮屈な格好で中