人生は「暇つぶし」になるのか 人工知能とロボットが発達することで、これから30年かけて人類は徐々に仕事から解放されていくだろう。 日本にいるとピンと来ないかもしれないが、先日、アメリカに出張した際に目にした風景は、こうした未来が遠い未来ではないことを実感させられた。移動ではウーバーによる配車サービスを頻繁に使わせてもらったし、シリコンバレーでは2022年には自動操縦車がウーバーで配車されることがまるで織り込み済みの未来のように語られていた。 イラクとの戦争ではいまだに多くのアメリカ兵が犠牲になっているが、グーグルの関連会社ではロボット兵が実用間近なところまで到達している。先ごろダラスで起きた銃乱射事件では、ある軍事会社が開発したロボットが、犯人の立てこもる部屋に突入して自爆して事件を解決した。 アメリカはITの先端国家であり、ITとロボットの発展を軍事需要がけん引している。その様子を目の当
2016年4月、東京・文京にある日本生命保険の銀行窓販事業部門のとある部署で、10人ほどの職員が集まり、一風変わった「入社式」が開かれた。 入社したのは「日生ロボ美ちゃん」。ノートパソコンのなかで事務作業を担うソフトウエアロボットだ。RPAテクノロジーズ(東京・港)が提供するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)専用ソフト「BizRobo!」のうえで、仕事をしている。 RPAについては後で説明することにし、まずはロボ美ちゃんの働きぶりを見てみよう。 ロボ美ちゃんの担当は、請求書データのシステム入力作業。それまでは職員が保険契約者から郵送されてくる保険金の請求書を見て、10ケタ近くある証券記号番号などを、業務システムに手入力していた。 その仕事をロボ美ちゃんが一手に担う。職員が、請求書に印刷されている証券記号番号のバーコードをスキャンすると、ロボ美ちゃんは証券記号番号を認識。それ
パソコンを使ったオフィスワークの定型業務を、コンピュータソフトのロボットに肩代わりさせて自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)。人材確保が難しくなるなか、オフィス人材の有効活用を促す策として注目を集めている。今回はその仕組みを解説しよう。 RPAの開発面での特徴は、プログラミングが不要なこと。オフィスワーカーがパソコンで処理していく手順をいったん覚え込ませれば、ソフトウエアロボットがその手順を繰り返し再現できるようにしている。 RPAテクノロジーズ(東京・港)が提供するRPA専用ソフト「BizRobo!」では、設定画面で操作したいシステムやウェブサイトの画面を開き、「ボタンをクリック」「データの抽出」といった操作内容を指定していく。これを複数のシステムにわたって行い、一連の処理手順として登録。するとその流れに沿って、ロボットが処理を実行する。 エクセルのマクロに似た仕
YouTubeの動画説明文によれば、新バージョンのAtlasは電動で油圧駆動。本体と両足にはバランスをとるためのセンサーが、LADARおよびステレオセンサーが頭部に搭載され、障害物を避けて地形を予測し歩行に役立ている。身長は1メートル75センチ、体重は81.6キログラム。 関連記事 Boston Dynamicsの犬型ロボット、サンタのソリのトナカイに 犬型ロボットがトナカイの角を付けてサンタのソリをさっそうと引く動画を、Google傘下のロボットメーカー、Boston DynamicsがYouTubeで公開した。 走りながらハードルを飛び越える四足ロボット MITが実験に成功(動画あり) 米マサチューセッツ工科大学(MIT)が、DARPAの出資で開発する四足歩行ロボットで、秒速2メートルで走りながら前方の障害物を検知し、歩幅などを調整して飛び越える実験に成功し、動画を公開した。 有名人や
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