VRChatというVR上のSNSがある。 VR機械やPC、スマホなどを用いて好きなアバターになり、仮想空間で交流する。他にもいくつかサービスがある中、VRChatは最も大きいプラットフォームのひとつだ。2024年は配信者に取り上げられたり、NHKドラマの舞台の元ネタになったりして話題になった。 アバターのおかげで相手がそこにいて動いているという視覚的な実感があるため、文字のみに比べてより近い双方向の交流ができる。 ここではユーザー同士がさまざまな社会を形成していて、故に、ここが何のための場所かはユーザーによって異なる。 創作における表現の拡張や、外国人とのアクティブな交流、はたまた現実の身体と理想とのギャップ解消など。 雑に括ってしまえば、現実世界に満足していない者はVRSNSに流れ着くと言える。 もちろん友人づくりやより深い関係を求めて彷徨う者もいて、そうなるとやはり恋愛の話を避けては通
