CD・DVD販売大手の新星堂は28日、大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツの金融支援を受けて、経営の立て直しを図る事業再生計画案を発表した。悪化した財務体質を改善させる。 具体的には、176億7300万円(2月末見込み)の金融債務を一定の条件のもとで取得してもらうほか、転換社債型新株予約権付き社債も引き受けてもらう。 06年3月に資本・業務提携し、筆頭株主になっている同業最大手のTSUTAYAと店舗運営や物流での協力を加速させる方針も示した。 新星堂はインターネットによる音楽配信の急激な普及などを受けて、07年2月期は30億円の当期赤字に陥り、今期も21億円の当期赤字になる見通しだった。