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textとlocalに関するnyaofunhouseのブックマーク (3)

  • 東京の合唱 - 空中キャンプ

    若い人たちが東京に憧れなくなったのだという。東京に求心力がなくなり、若者は「ジモト」を志向している。いい傾向だとおもう反面、そんな話を聞くと、わたしは自分だけがやけに歳を取ってしまったような気がしてならないのである。わたしは、みっともないくらい東京に憧れていた。 東京へいきたい。高校生のわたしは、それだけを生きるよすがにしていた。かっこいい東京。いや、わたしの東京への憧憬は、「憧れていた」などと過去形で語れるようなしろものではない。わたしはいまだに、東京に憧れているのだ。東京に住んで十九年。もうそろそろ飽きてもいいころだが、わたしの憧れは続いている。 たとえば、上京して十七年目のこと。わたしはついに、かねてからの希望であった、都内のとあるおしゃれタウンに越すことができた。たくさんの若者が集うことで知られる、音楽ファッション文化の街。わたしはついに、おしゃれタウンの住人となったのだ。この

  • Hugo Strikes Back!: パン猪狩 - ドサ周り芸人と客死

    パン猪狩の半生を聞き書きした「パン猪狩の裏街道中膝栗毛」というを読んでたら、戦前のドサ周りの劇団での興味深い記述があったんで抜き書きしておく。パン猪狩はパントマイムを得意とするコメディアンで、東京コミックショーのショパン猪狩の実兄。東京コミックショーの「レッドスネーク、カモン」も早野凡平の帽子芸もパン猪狩が考案して譲ったもの。もっとも帽子芸に関してはフランスで古くからあった大道芸の一つだけれど。 これは戦前の話。玉野司ちゃんばら劇団。この劇団はね、座員が死ぬとなんの届けも出さないで、死体を勝手に焼いちゃうわけ。いまだと行方不明ってことになって大変だけど、昔はいいかげんだったからね。 なんかってあたっちゃたり、なんだかわからない病気で座員が死ぬと、みんなで死骸かついでさ、山に行くの。で、マキ積んで石油ぶっかけて焼くわけ。お経は役者があげるのね。役者の中に、必ずお経を読む器用なのがいるの。

    nyaofunhouse
    nyaofunhouse 2007/06/15
    うわ、パン猪狩サンの本があるんだ・・・。びっくり。買おう。
  • 伊勢佐木町のカート・コバーン - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    ある友人にこう言われたことがある。 「歌舞伎町って、でっかい伊勢佐木町みたいだよね」 その猥雑さも人通りの多さも大分スケールダウンするが、確かに伊勢佐木町は「ちっこい歌舞伎町」のようでもある。 一時期は、かつて“伊勢ブラ”などという言葉が流行したのがウソのように閑散としていた頃もあったが、それもカレー博物館などのおかげで、かつての賑わいを取り戻しつつあるかのようにも見える。 今では国民的人気を誇る、とある“フォークデュオ”が、アマチュア時代によく演奏をしていたのが、同じ伊勢佐木町は松坂屋の前である。それに肖ってか、弾き語りの聖地と化した松坂屋前には、閉店後にフォークギターをかき鳴らす若者の姿をよく見かけるのである。私はそこに、歌舞伎町には決してない、スケール云々ではない、稚拙に感動を強要する傲慢さに、ある種の熱や、ある種の猥雑さを感じていた。 彼を見掛けたのは、まさにその松坂屋前だった。夜

    伊勢佐木町のカート・コバーン - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
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