小学3年生の時、国語の授業で「詩を読もう」と言う単元があった。 そこに書かれていた「詩」は2つあって、1つは「夕日が背中を押してくる」でもう1つは「ひばりのす」という詩であった。 「夕日が背中を押してくる」は阪田寛夫さんの詩で、合唱曲にもなっており、テンポも良く、ユニークで、さらに「夕日」は身近なものだったので、みんなが楽しそうに読んでいた記憶がある。 「ひばりのす」は木下夕爾さんの詩で、ひばりのすを見つけた喜びと高揚感が伝わる素晴らしい作品だと思う。 ひばりのす みつけた まだたれも知らない あそこだ 水車小屋のわき しんりょうしょの赤い屋根のみえる あの麦畑だ 小さいたまごが 五つならんでる まだたれにも言わない この詩は「誰」を「たれ」と書いているのだが、この表現にハマってしまう子が何人かいて、真面目に読んでいるのにどこからかクスクスと笑い声が聞こえてくることが多く、それが私はイヤだ
