2012年12月09日 「食の「欧米化」は悪いことか〜その4まだまだある「欧米食」の誤解」 現代欧米食と現代日本食との違いは、何と言っても総量の差(供給カロリーで約20%も異なる)が大きいこと、約10%の動物性食品割合の差は乳製品と動物脂に由来すること(肉と魚を合計すれば同レベル、植物油も同じ)、野菜や果物は彼らの方が多く食べているなど更なる「欧米化」を進めた方が良い点もあること等をご紹介してきました。 そもそも欧米食といっても、北米先進国と欧州先進国では大分異なります。北米とオセアニアの先進国は比較的似ていますが、欧州先進国はとてもひとくくりにはできません。「健康的な伝統日本食」が妄想に過ぎないのと同様、「健康に悪い欧米食」もまた不健康な要素を拾い集め、強調して形作られていったものだと思います。 「敗戦」を「終戦」と言い換えたのと同様の心理を感じます。戦中戦後の悲惨な日本食の現状を目の当