日本協会の原博実強化担当技術委員長は12日、アムステルダム発の航空便で約2週間の欧州視察から帰国した。同強化委員長は視察中にセルティックMF中村俊輔、ボルフスブルクFW大久保、MF長谷部、サンテティエンヌMF松井らと面会。「練習を見たが、長谷部は思ったよりも早い回復だった。俊輔のレンジャーズ戦を見たが、プレーを見る限りでは股(こ)関節の影響は感じなかった」と、両中心選手のコンディションには大きな不安を感じていない様子。 また、所属クラブ幹部に対し、W杯アジア最終予選が3試合も集中する6月の選手派遣に協力を要請したと説明。「クラブの人とも直接顔を合わすことができ良かった」。さらに、バルセロナのクラブ幹部とも交流し、最先端を行く欧州サッカーの流れも吸収した様子で「非常に収穫の大きい視察だった」と、手応えをつかんでいた。