先月、秋田県と岩手県の県境の山にタケノコを採りに行って遭難した78歳の男性が、8日、20日ぶりに見つかり、無事に救助されました。男性は衰弱しているものの意識ははっきりしており、「持っていたチョコレートを少しずつ食べて飢えをしのいだ」と話しているということです。 救助されたのは秋田県仙北市角館町の農業、鈴木徳夫さん(78)です。鈴木さんは、先月18日、家族に「仙北市の乳頭温泉郷にタケノコを採りに行く」と言って1人で出かけたまま戻らず、警察や消防が捜索しましたが見つかっていませんでした。 それから20日たった8日午前10時ごろ、鈴木さんが山に入った場所から北東に4キロほど離れた岩手県雫石町の葛根田川で、釣りに来た男性が沢で倒れている鈴木さんを発見しました。 通報を受けて、秋田県の防災ヘリコプターが出動し、午後2時半ごろ、20日ぶりに鈴木さんを無事救助し、秋田市内の病院に運んだということです。県