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このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 OpenAIのサム・アルトマンCEOが取締役を務める研究チーム「OpenResearch」が、ベーシックインカムに関する社会実験の結果を公開している。この研究は、米国における無条件の現金給付に関する包括的な実地調査であり、受給者の生活実態や行動変化を多角的に分析したものである。 米国の低所得成人1000人への毎月1000ドルの現金給付が、個人の意思決定や生活の質にどのような影響を及ぼすかを、政治的態度、自己決定能力、健康、雇用、支出の5つの主要な観点から検証している。対照群として、2000人に毎月50ドルを支給し、これらを3年間続けた。結果は次に示す通
「17時ごろ、ラッシュになるには早い時間帯でしたが混み合っていたんです。車内はアジア系の観光客が多く、よほど楽しかったのか大騒ぎしていて。優先席のスペースに陣取っていて、お土産などの荷物を席の上においていました。もの申そうと思ったのですが、勇気ある男子高校生が先に観光客の方に向かっていった。英語やジェスチャーで荷物をどけるように注意したんです。思わず感心して見ていました」 周りの大人が見ぬふりしているところ、迷惑な外国人観光客にビシッと注意した高校生。称賛されるべき行動だったが……。 「注意された観光客は、言葉が通じていたのかどうかわかりませんが、その高校生に詰め寄って喧嘩がはじまりそうな雰囲気になった。観光客は男性2人、女性3人の計5人で、見た目は40~50代なかばくらい。その5人が一斉に高校生を睨みつけ、罵声を浴びせているんです。その高校生もぱっと見で180センチ以上、さらにガタイが良
それはレポート課題をAIにやらせようとしたことから始まった 私の手元に1冊の本が届いた。 『#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった』(日経BP=1月11日発売)という本で、「100日」という言葉でピンときた人がいるかもしれない。著者は、2024年2月にここで書いた「女子大生が100日連続で生成AIで100本のプログラムを書いたらどうなったか?」でインタビューした大塚あみさんである。 「生成AI」に関して、この1年間ほどの間に国内だけでもとても多くの本が書かれている。CiNii(NII学術情報ナビゲータ)で大学図書館にある本について「生成AI」で検索すると2024年1月以降で210冊。この原稿を書いている時点で、アマゾンでは、今後30日で「AI」の本が61冊も発売されると出てきた(生成写真集がラッシュなのだ)。 しかし、この『#100日チャレンジ 毎日連続100
たまたま約1年間、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス市内(以下LA)で生活することになった人間による、LAのパブリック・トイレに関する話です。 そんなに多くはないけど、これまでの人生で各国の街を訪問したことがある私の中には、日本の外で日本の公衆トイレと同等な清潔さや利便性を求めるのはほぼ無意味であり望み薄であるという、ある種の諦観が形成されていた。この諦観は、その中でも比較的マシだと言えるスイスのチューリヒに1年半住んだ後にもあまり変化することはなかった。確かにチューリヒはまだ良かった。有料のことも多かったが、チューリヒには清潔な公衆トイレが確かにあったから…(★1)。しかし、チューリヒからちょっと外に出て、例えば同じスイス国内でもイタリア語圏の街に行くと状況が極端に悪化するということがしばしばあった。時には言葉ではとても言い表せないような状態の公衆トイレに遭遇したこともある。ロカ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月5日、小惑星探査機「はやぶさ2」が回収した小惑星リュウグウの粒子が微生物汚染を受けたとする論文に対して声明を発表した。研究の公募時に提案されたテーマと異なるとしており、当初JAXAに伝えられていた論文の研究テーマは「リュウグウ粒子と地球上で見つかる微隕石との比較研究」だったという。 論文は、英ロンドン王立大学のマチュー・ゲンゲ博士が、国際隕石学会の学会誌「Meteoritics & Planetary Science」に11月13日付で発表したもの。JAXAによる国際公募で採択された研究が元になっており、JAXAから分配されたリュウグウの粒子で実験をしたという。 実験では、リュウグウの粒子について、大気下でX線による断面画像の分析を行った後、片面を研磨して電子顕微鏡で観察した。結果、研磨した表面から繊維状や棒状の炭素物質を発見した。その形状と、継続し
2024.12.03 YouTubeチャンネル登録者133万人超、月間視聴数3,100万回の「ウェザーニュースLiVE」 「ウェザーニュース コラボカフェ」を期間限定で初開催!お天気キャスター考案のドリンクや、天気や番組にまつわるフードなどオリジナルメニューを展開 atari CAFE&DINING 池袋PARCO店にて12/13(金)〜1/12(日)でオープン モバイル/インターネット > 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋 知博)は、「ウェザーニュース コラボカフェ」を期間限定で初開催します。期間は2024年12月13日(金)から2025年1月12日(日)まで、場所は[atari CAFE&DINING池袋PARCO店]になります。 YouTubeチャンネル登録者133万人以上の「ウェザーニュースLiVE」に出演している総勢12名のウェザーニュースキャス
少量の血液や尿を調べるだけで、全身のがんチェックができるという触れ込みの検査が多数出てきた。それらは有効なのか。内科医の名取宏さんは「将来的に希望が持てる検査もあるものの、現時点では信頼性が低い。陽性的中率の意味を正しく理解しておいてほしい」という――。 複数がん早期発見検査とは 日本人の死因でもっとも多いのは「悪性新生物」――つまり「がん」です。日本におけるがんによる死亡者数は年々増加しており、近年では全死亡者に占める割合は25%ほど。一部のがんについては検診によって死亡率を減らせることがわかっており、日本では胃がん、大腸がん、肺がん、子宮頸がん、乳がんの検診が推奨されています。また、自覚症状が出てからでも速やかに検査を受け適切な治療を受けることで、がんで死ぬ確率を下げられます。 ただし、がん検査には、上部消化管内視鏡(いわゆる胃カメラ)やバリウム検査などのように一定の苦痛や不快感を伴う
破産手続きの開始決定が出されたAV機器メーカー船井電機の代表取締役会長だった原田義昭元環境相(80)が、決定の取り消しを申し立てたことが原田氏らへの取材でわかった。10月30日付で、「債務超過でも支…
電車に乗ればすみっこの席から埋まり、カフェに行ってもできるだけすみっこの席を確保したい… すみっこにいるとなぜか“おちつく”ということがありませんか? さむがりの“しろくま”や、自信がない“ぺんぎん?”、 食べ残し(?!)の“とんかつ”、はずかしがりやの“ねこ”、正体をかくしている“とかげ”など、ちょっぴりネガティブだけど個性的な“すみっコ”たちがいっぱい。 すみっこが好きな方、すみっこが気になる方、 あなたもすみっコなかまになりませんか?
韓国が起源を主張している文化に対して、中国が起源を主張するケースが増えている。今度は「扇の舞」と「石焼ビビンバ」がターゲットだ。 【注目】「折り紙」の起源は韓国だった? 誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授は最近、自身のSNSを通じて「中国のSNS上で『韓国が扇の舞を盗んだ』という虚偽の主張が無分別に拡散されている」と伝えた。 続けて「中国最大ポータルのバイドゥの百科事典には、韓国の扇の舞を『中国の民間伝統舞踊』と歪曲している」と指摘した。 他にも、今年初めに米NBAチーム「デンバー・ナゲッツ」の本拠地ボールアリーナで、「中国ダンス」と紹介されながら中国人が韓服を着て「扇の舞」を踊るパフォーマンスを行ったという例を挙げた。 そもそも韓国において「扇の舞」は、それほど深い歴史を持つものではない。1954年に舞踊家であるキム・ベクポン氏によって創作され、同年11月26日から28日にかけ
15年の集大成!記憶容量倍増と環境負荷軽減をもたらす 次世代HDD用半導体レーザー開発の舞台裏 2024.10.16 2010年代から加速する通信速度の向上やデータストレージのクラウド化により、データセンター用の記憶装置となるハードディスクドライブ(以下、HDD)の需要は右肩上がりに増えています。また、今後生成AIの普及が進むことで、さらなる成長も期待されています。 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(以下、SSS)は、米国シーゲイト・テクノロジー・ホールディングス(以下、シーゲイト)とともに、熱アシスト磁気記録(Heat Assisted Magnetic Recording/以下、HAMR)と呼ばれる方式に対応したHDD用の半導体レーザーを開発。2018年から白石蔵王テクノロジーセンターで出荷を開始し、2024年5月には新設したタイ工場で量産を本格的に開始しています。長期にわ
知っている方にお聞きしますがバービーボーイズで知っていることは? 80年代に活躍したロックバンド 東京ドームでライブをやったことがある 曲名は知らないが‘眼を閉じておいでよ‘とかいう曲がある ビデオが結構過激で放送禁止になった 突然解散した 男性がサックスを持って歌っていた ボーイズなのに女性がひとり入っていた 当時大ファンの彼女とよくライブにいっていた 前妻が好きでよく聴かされていた 曲がかっこ良くて更に歌詞に深みがあった お笑いの人がパロディでやっていた (引用データ : 2024年9月1日付「クラデジ」独自調査調べより) 「クラデジ」編集部としては思った以上に認知度がないことに「クラデジ」自体の存在意義、これからの船出を案じさせる結果となってしまっている。 ただ、逆を言えば、こんなに開拓していける広大な層がいることもはっきりしたことにより、一部の編集部員は俄然使命感とやりがいを感じ始
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