よく聞く「複雑化するサイバー攻撃」は具体的にどう複雑なのか? 一例を医療系企業のランサム事例とともに解説:WithSecureのリサーチャーが解説 ランサムウェア攻撃の複雑化する実態はどうなっているのか。「最新ランサムウェア脅威レポート 2024年上半期版」を公開しているWithSecureのリサーチャーが、複雑化の一例をランサムウェア攻撃グループの事例とともに解説した。
Amazon Web Services(AWS)は2024年10月31日(米国時間)、「Amazon Aurora」の新しい自動水平スケーリング(シャーディング)機能である「Amazon Aurora PostgreSQL Limitless Database」を提供開始した。 Amazon Auroraは、「MySQL」および「PostgreSQL」との互換性を持つクラウド型リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)。Amazon Aurora PostgreSQL Limitless Databaseは、PostgreSQL 16.4と互換性がある。 数百万/秒の書き込みトランザクションを処理する仕組みとは 関連記事 AWS、「Amazon Aurora Limitless Database」「Amazon ElastiCache Serverless」を発表 Amazon
左がインターネット端末向けのTM3120、右がノートPC向けのTM5400。製造プロセスが異なるため、ダイ サイズはTM3120のほうが小さい。TM3120とTM5400のパッケージは、同じ474ピンのBGAパッケージを採用する。 発表時にS3は、Transmetaと提携し、CrusoeにLinuxを搭載したインターネット機器を開発すると発表している(S3のTransmetaとの提携に関するニュース・リリース)。S3は、もともとグラフィックス・チップ・ベンダとして一世を風靡した会社だが、Diamond Multimediaを買収後、グラフィックス・チップ事業をVIA Technologiesとの合弁会社に売却、現在はグラフィックス・カードやMP3プレイヤーの開発・販売を行っている。そのS3は、Crusoeを搭載したインターネット機器を開発し、グラフィックス分野からインターネット機器分野へと
オープンソースのRust製コードエディタ「Zed」を提供するZed Industriesは2024年8月20日(米国時間)、「Zed AI」を発表した。Zed AIは、自然言語のプロンプトを通じてZed上でのコード生成、変換などコーディングタスクを支援する機能だ。 「Zed AIは、Anthropicの『Claude 3.5 Sonnet』を基盤としている。Claudeの『Prompt Caching』を活用することで、数千行のコードをコンテキストウィンドウに含めても、応答が非常に高速であり、コストも削減している。初期リリース中はZedにサインインすることで無料で利用できる」と、Zed Industriesは述べている。 Zed AIでコーディング体験はどう変わるのか 関連記事 Rust製コードエディタ「Zed」、オープンソース化を発表 Zed Industriesは、Rust製コードエデ
Microsoft Researchは2024年3月18日(米国時間)、リモートキャッシュストアシステム「Garnet」をオープンソースで公開した。 Microsoft Researchによると、Garnetは、Windowsをはじめ、Webエクスペリエンスプラットフォーム、「Azure Resource Manager」「Azure Resource Graph」など、Microsoftのさまざまなユースケースに活用しているという。 従来のキャッシュストアの課題とは Microsoft Researchは「クラウドやエッジコンピューティングの成長により、より高効率、低レイテンシ、低コストでデータへのアクセスや更新、変換が必要なアプリケーションやサービスが増加している。ストレージとのやりとりが運用コストの多くを占める中で、キャッシュストアレイヤーは運用コストの削減やアプリケーションのパフォ
Kubernetesプロジェクトは2024年8月13日(米国時間)、オープンソースのコンテナオーケストレーションプラットフォーム「Kubernetes」の最新バージョンである「Kubernetes v1.31」を公開した。 Kubernetes v1.31では、45の機能強化が行われている。Kubernetesプロジェクトはv1.31の主なアップデートを次のように説明している。 Kubernetes v1.31で正式リリースされた機能 AppArmorに対応 関連記事 Kubernetesのオープンソース化から10年 Kubernetesの活用動向、現在の課題とは? 専門家527人が回答 Portworxと調査会社のDimensional Researchは共同で、Kubernetes専門家527人に対する調査結果をまとめたレポート「The Voice of Kubernetes Expe
「カスタマイズ可能なホーム画面、マルチモニターのサポート、USBリダイレクトにより、生産性が向上する。多要素認証などの高度なセキュリティ機能により、クラウドPCへのシームレスで堅牢(けんろう)な接続を保証し、いつでもどこでも安全かつ効率的に作業できる」と、Microsoftは述べている。 Microsoftは、Windows Appの正式版提供で何が変わるのか、プラットフォームごとに次のように説明している。 Windows Appの正式版提供開始で何が変わるのか 関連記事 Windows 11のスタートボタンが中央にあるのは嫌なので、左側に移動する Windows 11で[スタート]ボタンの位置が中央になったことに不満がある人も多いようだ。このような場合、Windows 11の設定を変更したり、フリーソフトウェアを使ったりすることで、[スタート]ボタンを左側に移動させることが可能だ。特にフ
ドワンゴのサイバー攻撃被害、すぐに「ニコニコ動画(Re:仮)」を公開できた理由:「2024年3月に完了していた配信基盤のAWS移行」が結果的に功を奏す 大手出版事業者のKADOKAWAがランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃の被害に遭った。子会社であるドワンゴの動画配信サービス「ニコニコ動画」が停止し大きく話題となる中、「被害を受けなかった動画システムやデータ」を基にした「ニコニコ動画(Re:仮)」が公開された。仮サービスをいち早くリリースできた背景にあるのが、2024年3月に完了していた動画配信基盤のAWS移行だ。2024年6月に開催された「AWS Summit Japan」では、ドワンゴの久保田陽介氏が、動画配信基盤のAWS移行に踏み切った背景や作業過程、移行から得られたメリットを解説した。 大手出版事業者のKADOKAWAが、グループのデータセンター内のサーバを標的としたランサムウ
Open Enterprise Linux Association(OpenELA)は2024年7月12日(米国時間)、Red HatのLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)の新バージョンが公開されてから数日以内に「Enterprise Linux」の新しいソースを利用可能にする自動化プロセスを開始した。 RHELの最新リリースである「RHEL 9.4」と「RHEL 8.10」のパッケージは現在、OpenELAのGitHubリポジトリで入手できる。 OpenELAは、オープンソースのEnterprise Linuxディストリビューションの開発者による業界団体であり、CIQ、Oracle、SUSEの3社によって2023年8月に設立された。RHEL互換ディストリビューションの開発を推進している。 数日内に最新ソースを入手できる利点 関連
Microsoftは2024年5月22日(米国時間)、「VBScript」(Visual Basic Scripting Edition、VBS)について、廃止に向けたスケジュールを発表した。Microsoftは2023年10月に、WindowsクライアントでVBScriptを非推奨にすることを発表している。 VBScriptは、「Visual Basic」に似たWindowsのスクリプト言語。以前は、Webページを動的に生成する技術である「Active Server Pages」(ASP)、「Internet Explorer」ブラウザ、スクリプト実行環境「Windows Script Host」(WSH)などのインタープリタまたはホストとともに、Webサイトの柔軟性や対話性を高めるために使用されていた。 Microsoftは廃止スケジュールやVBScriptで構築されたアプリやWebサ
Googleは2024年5月15日(米国時間)、スマートホームアプリケーションの開発やスマートホームとの統合を支援する「Home API」と「Homeランタイム」を発表した。 Home APIはAndroidとiOSの両方に対応しており、アプリ開発者は6億台以上のデバイス、Googleのハブ、スマートホーム規格「Matter」のインフラ、そしてGoogleのオートメーションエンジンにアクセスできるようになるという。 Googleは、Home APIとHomeランタイムに関する5つのポイントを次のように解説している。 1. 全ての開発者が「Google Home」で動作するアプリを構築可能に 関連記事 ガートナーは「IoTプラットフォームが熱い」と分析 企業はDX推進のためにどのような技術を導入しているのか ガートナージャパンは、国内企業のDX推進技術の導入状況に関する調査結果を発表した。そ
Canonical、CNCF準拠の新たなk8sディストリビューション「Canonical Kubernetes」のβ版を公開:「Charmed Kubernetes」「MicroK8s」の経験に基づく Canonicalは新たなKubernetesディストリビューションである「Canonical Kubernetes」のβ版を公開した。「Charmed Kubernetes」「MicroK8s」の経験に基づき、開発者が求める迅速な環境構築とエンタープライズ向けの自動化機能やセキュリティ機能の両方を提供するものだという。 Canonicalは、2024年3月14日(米国時間)、Kubernetes 1.30に基づく新たなKubernetesディストリビューション「Canonical Kubernetes」のβ版を発表した。 Canonicalはこれまでエンタープライズ向けKubernetes
CNCF(Cloud Native Computing Foundation)傘下で「卒業プロジェクト(Graduated Project)」の認定を受けているサービスメッシュ「Linkerd」は、将来の開発資金を得るために、オープンソースコードの配布アプローチを間もなく変更する予定だ。 Linkerdを管理するBuoyantは、2024年5月21日から従業員50人以上の企業が本番環境でLinkerdの安定版を利用する場合、Kubernetesクラスタ1つ当たり月額2000ドルをBuoyantに支払う必要があると公式ブログで発表した。 BuoyantのCEOであるウィリアム・モーガン氏は次のように述べている。 「このプロジェクトを長期にわたって維持していくには、現状では不十分だ。Linkerdを土台に構築されているビジネスをプロジェクトの資金調達に結び付ける何らかの仕組みが必要だ。その仕組
Googleは2024年3月7日(米国時間)、同社が開発する機械学習ライブラリ「MediaPipe」を通じてオンデバイスでLLMを実行できる「MediaPipe LLM Inference API」の実験的リリースを発表した。 MediaPipe LLM Inference APIはWeb開発者がオンデバイスでLLMを実行できるように設計されており、Web、Android、iOSをサポートする。LLMではまず、オープンな「Gemma」「Phi2」「Falcon LLM」「Stable LM」をサポートしている。これにより、研究者や開発者は、一般に公開されているLLMモデルのプロトタイプを作成し、デバイス上でテストできる。 関連記事 オープンソースのLLMをローカルで実行できる「Ollama」Windowsプレビュー版、公開 Ollama Projectは、オープンソースの大規模言語モデルを
LINEヤフーはDB自動チューニング術を紹介――「KubeCon」で気になった最新のKubernetes×データベース運用ノウハウ:「KubeCon+CloudNativeCon North America 2023」レポート 「クラウドネイティブ」という言葉がなじんだ今、市場に登場した新たなデータベースやデータベースを支えるプラットフォームにまつわる情報を紹介していきます。今回は「KubeCon+CloudNativeCon North America 2023」で気になった内容をお届けします。 「クラウドネイティブ」という言葉がなじんだ今、市場に登場した新たなデータベースやデータベースを支えるプラットフォームにまつわる情報を紹介する本連載。前回はNewSQLの一つである「YugabyteDB」のユーザーによるラウンドテーブルの様子をお届けしました。国内市場でもクラウドネイティブな新しい
大学在学時に、ソフトウェアVPN(Virtual Private Network)の「SoftEther VPN」(以下、SoftEther)を開発したことで広く知られる登 大遊氏。SoftEther開発後も中国の検閲用ファイアウォール「グレートウォール」へのハッキングなどで話題を集め、現在は東日本電信電話(NTT東日本)のビジネス開発本部 特殊局員、情報処理推進機構(IPA)の産業サイバーセキュリティセンター サイバー技術研究者、筑波大学の客員教授などを務めている。 登氏が、ゲットイットが開催したWebセミナーで、日本のITエンジニアに必要な「トライ&エラー(トライアルアンドエラー)の思考法」について話した。ゲットイットは、リユースIT製品の販売やレンタル、メーカーサポートが終了した製品の保守をサポートするIT機器保守(第三者保守)など幅広い役割で、NTTグループをはじめとする多数の企業
ルネサス エレクトロニクスが独自開発のRISC-Vコアを発表した。既に台湾に本拠を置くAndes Technology製のRISC-Vコアを採用した製品を販売しているが、これで本格的にRISC-Vの製品群が展開できるようになりそうだ。独自開発のRISC-Vコアの特徴から、その後の展開を予想してみた。 ルネサスが発表した独自開発のRISC-Vコアから見る戦略 ルネサス エレクトロニクスが独自開発のRISC-Vコアを発表した。Arm製品では出遅れたルネサスだが、RISC-Vでは遅れるものかと、積極的な姿勢を見せているようだ。既にAndes Technology(以下、Andes)製のRISC-Vコアを採用した製品を販売しているが、今回独自開発のRISC-Vコア製品をラインアップに加えた。さらにどのような展開を考えているのか、筆者が想像してみた(図:ルネサス エレクトロニクスのプレスリリース「ル
Linux Foundation傘下のXen Projectは2023年11月22日(米国時間)、オープンソースハイパーバイザーの最新版となる「Xen Project Hypervisor 4.18」をリリースしたと発表した。 Xen Project Hypervisor 4.18は、膨大なデータ処理が必要なハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)と機械学習(ML)アプリケーション向けにアーキテクチャが強化され、セキュリティとパフォーマンスも向上している。 Xen Project Hypervisor 4.18の主な機能強化点は以下の通り。 Arm 関連記事 OpenELA、RHEL互換ディストリビューション「Enterprise Linux」のソースコードを一般公開 OpenELAはEnterprise Linux OS構築に必要な全てのパッケージのソースコードを利用可能にすること
Googleは2023年11月7日(米国時間)、安全でスケーラブル、透明、効率的なAI(人工知能)システムの開発を加速させるオープンソースフレームワークの開発プロジェクト「Project Open Se Cura」を立ち上げたと発表した。同社内で「Project Sparrow」と呼ばれていたものだ。 Googleは、新プロジェクトを立ち上げた背景を次のように説明している。「AIが人々の生活に浸透する中、安全で信頼できるAI体験を提供するために、安全でスケーラブルかつ効率的なコンピュートシステムの開発が不可欠となっている。だが、ハードウェアの進歩は機械学習(ML)モデルやソフトウェアの開発に後れを取っており、安全で効率的なフルスタックシステムの展開を妨げている。より小型のデバイスを求める消費者の要求にバッテリー技術の進化が追い付かず、電力の制約から、展開可能なAIシステムの能力が限られてい
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