2020年6月19日午後に厚生労働省が公開した新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」。リリースして4日後の6月23日には不具合が見つかった。 感染を登録画面に入力する際に必要な「処理番号」の発行を受けなくても任意の数字を入力すれば「完了しました」と表示される場合があった。6月30日にこの点の修正版(iOS版)をリリースした。Android向けの修正版は近日中の配布を予定している。 普及率は人口の3.7%程度 ダウンロード数は29日午後5時までにおよそ472万件。普及率は人口の3.7%程度にとどまる計算だ。5月25日に安倍晋三首相は「アプリが人口の6割近くに普及できれば大きな効果が期待できる」とする英オックスフォード大学の研究結果に言及した。「政府として普及率の数値目標は立てていない」(橋本岳厚生労働副大臣)とするものの、あまりに普及率が低ければ感染防止効果はほとんど期待できない。