原作を読んだ時に、すごく心をかき乱されました。 人間というのは人のことを完全に理解したと思っていても、全然わかっていなかったりする。「聲の形」は普遍的なテーマを描いていて、誰にも思い当たる部分を突き付けてくる。 自分が変えられてしまう怖さを感じる作品でした。 高校生という同じ目線で観させていただきましたが、友達や周りへの繊細な感情にとても共感できました。 臆病になったり逃げようとしたり、きっと同じことを思っている高校生は多いんじゃないかなって。 だからこそ、作品を観ていて胸が苦しくなって、涙が止まらなかったです。でも、その涙が凄くあたたかいものに感じて、清らかになっていく心がとても心地よかったです。 同世代の方に沢山広めたい!観てほしい!と思うようなとても素敵な作品でした。 いろんな気持ちが湧き出てくる映画です。 原作が大好きで何度も読み直したこの作品が綺麗な映像と素敵なお芝居で生きている