関東地方は雨続きだったが、関西は相変わらずで、暑い暑い暑い甲子園が終わった。 今年の甲子園は、メディアにとって「ままならない夏」だったのではないか。 「よし、今年は『清宮幸太郎最後の夏』で決まりだ!」 と意気込んでいたら、清宮率いる早実は東海大菅生に敗退。甲子園に辿り着けなかった。 「うーん、残念!」 と思ったら、甲子園が始まると、かの清原和博の本塁打記録を抜くスラッガーが登場した。広陵の中村奨成だ。 「よっしゃ、深紅の大優勝旗と中村だ!」 と再度いきりたったら、決勝では中村は不発で広陵は花咲徳栄に負け。勝負は時の運とは申せ、ずいぶん残念なことでござんした。 甲子園のおひざ元、大阪府と兵庫県は300勝以上。 こないだ「高校野球番付」を作った関係もあって、新入幕の大阪桐蔭がどこまで勝ち星を伸ばすかと思ったが、大阪桐蔭は3試合目で仙台育英にまさかのサヨナラ負け。たった2勝しか積み上げられなかっ