「米国に強いられた歴史解釈を一掃、9条改正を」 国際地政学研究所シンポで近代史「重鎮」が持論──自衛隊「PTSD増大懸念」も話題に 2015.3.7 「東京裁判史観の一掃と憲法9条の改正が、今の日本を『敗戦のトラウマ』から解放する最大の施策である」――。歴史学者で東京大学名誉教授の伊藤隆氏は、このように強調した。 国際地政学研究所は2015年3月7日、「戦争と日本人の感性―歴史認識・PTSD―」と題したミニシンポジウムを東京都内で開いた。 基調講演を担当した歴史学が専門で東京大学名誉教授・新しい歴史教科書をつくる会元理事の伊藤隆氏は、戦後の日本が抱えることとなった「敗戦トラウマ」の根源にあるのは、GHQ(連合軍総司令部)の長期占領だとし、東京裁判や米国によって強いられた歴史解釈、憲法9条の呪縛から、今の日本人を解放することが急務だと訴えた。 具体的には、「日本が侵略戦争を行った、という間違
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