アフガニスタンで政権を握っていたタリバンは2001年、アメリカ主導の軍によってその座を追われた。だがここ数カ月間、攻勢を続け、ついに権力を奪還したと宣言した。
たぶん専門の人から見るといろいろ間違っていると思う。 アフガニスタン国土現在の国境線は英領インドとロシア(とペルシア)との緩衝国として残ったもの。ほぼ乾燥した山。 国民山がちな国土もあって民族構成は複雑。パキスタンにまたがるパシュトゥーン人(最大勢力)・バローチ人、タジキスタンにまたがるタジク人、テュルク・モンゴルの血を引くハザーラ人、トルクメニスタンにまたがるトルクメン人、ウズベキスタンにまたがるウズベク人、その他イラン系、テュルク系を中心に多民族が混在している。 パシュトゥーン人アフガニスタンとパキスタンにまたがる民族。アフガニスタンでは4割程度を占める。山間部ではパシュトゥーンワリという独特の復讐感や名誉感を重んじる割と血なまぐさい掟に従っている。 政治背景氏族社会が強い、最後の王ザーヒル・シャーの時代ですら氏族長会議が後ろ盾だったし、今(2004年憲法)でも上院・下院の上に氏族長の
【8月30日 AFP】パキスタンで6月から続くモンスーン(雨期)の洪水で、同国の国家防災管理局(NDMA)は29日、死者が1136人に上ったと発表した。シェリー・レーマン(Sherry Rehman)気候変動相は、国土の3分の1が水没しており、「想像を絶する規模の危機」が生じていると述べた。 NDMAによると、北部の山岳地帯では河川の増水により道路や橋が流され、数百の村が孤立しているため、死者数は増加する可能性がある。今年の洪水では人口の7分の1に当たる3300万人以上が被災しており、2000人以上が死亡する過去最悪の被害が出た2010年に匹敵する規模となっている。 レーマン氏はAFPに対し「辺り一面が一つの大きな海になっている。水をくみ出す陸地がない」と説明。甚大な経済損失が生じていると語った。 政府は非常事態宣言を発令し、国際社会による支援を要請。28日には、トルコとアラブ首長国連邦(
インドの首都ニューデリーで行われた軍事パレードに登場したミサイルシステム(2022年1月26日撮影、資料写真)。(c)Money SHARMA / AFP 【3月12日 AFP】インド国防省は11日、同国軍が誤って隣国パキスタンに向けミサイルを発射したと発表し、「深い遺憾の意」を示した。 同省は、10日の定期点検の際、「技術的な誤作動」によりミサイルが誤って発射されたと説明。ミサイルの種類は明かさなかったが、パキスタン領内に着弾したとした。誤射について「深い遺憾の意」を示し、「人命が奪われなかったことに安堵(あんど)」していると述べたが、AFPの問い合わせに対しそれ以上の情報は明らかにしなかった。 パキスタン外務省はこれに先立ち、「インド発の『超音速飛翔(ひしょう)体』による一方的な領空侵犯」があったと非難。駐パキスタン・インド臨時代理大使を同省に呼び出し、「強く抗議」したと説明していた。
パキスタンと中国の国旗が描かれた屋外広告を設置する作業員(2015年4月17日撮影、資料写真)。(c)FAROOQ NAEEM / AFP 【4月29日 AFP】パキスタンの反政府武装組織「バルチ解放軍(BLA)」は27日、中国が「搾取」と「占領」をやめなければ、今後も中国人らを標的にした攻撃を行うと警告した。26日にはカラチ大学(Karachi University)の孔子学院(Confucius Institute)で同組織の女が自爆し、北京から派遣された教師3人を含む4人が死亡した。 南西部バルチスタン(Balochistan)州の分離独立を掲げるバルチ解放軍は27日、自爆攻撃の犯行声明を出した。同組織のために女性が「自ら犠牲」になったのは初めてとしている。 中国政府はバルチスタン州で大きな利益を生む鉱業・エネルギー事業に参画しており、中国人と関係者はしばしば分離独立派の標的となって
【9月4日 AFP】パキスタンで、新型コロナウイルスの感染が確認されてから6か月が経過した。ここ数週間は感染者数が激減しており、最悪の事態は回避できたようだ。人口過密な都市部での感染拡大や、ボロボロの病院が対応できなくなることを恐れていた専門家らは今、感染者数の減少理由が分からず困惑している。 パキスタンでは当初、感染者数が急増したが、現在は減少傾向にあり、死者数も1桁の日が多い。累計の死者数は約6300人、感染者数は29万5000人以上だが、現在1日当たりの新規感染者数は数百人にとどまっている。一方、隣国インドでは、1日当たり数百人が死亡している。 パキスタン歴代政府は長年、医療分野への資金投入を行わず、ポリオ、結核、肝炎など多くの感染症の食い止めに失敗してきた。 また、パキスタンでは多くの人が、数世代で同居し、ひしめき合って暮らしている。 東部ラホール(Lahore)の病院に勤務するサ
パキスタンの核開発で中心的な役割を果たし、核の技術を北朝鮮やイランなどに拡散させた、科学者のアブドゥル・カディール・カーン博士が、10日、死去しました。85歳でした。 カーン博士は1936年に当時イギリスの植民地だったインドのイスラム教徒の家庭に生まれ、その後、独立後のパキスタンに移住して大学を卒業したあと、ヨーロッパで学びました。 1970年代にオランダのウラン濃縮工場に勤務していたときに、ウラン濃縮に必要な資材や購入先のリストなどの機密情報を入手したとされます。 その後、パキスタンの核兵器の開発計画に加わって1998年に核実験を成功させ「原爆の父」と呼ばれて国民的英雄となりました。 一方、2004年、北朝鮮やイランなどに核技術を提供した、いわゆる「核の闇市場」に中心的に関わっていたことが発覚し、国際社会から厳しい批判を受けました。 国営テレビなど複数の地元メディアは、カーン博士が現地時
【1月17日 AFP】パキスタン政府は17日、イランが国境付近のパキスタン領内に空爆を行い、子ども2人が死亡したと発表した。これを受け、中国は両国に「自制」を呼び掛けた。 中国外務省の毛寧(Mao Ning)報道官は定例会見で、「われわれは両国に対し、自制し、緊張激化につながる行動を回避し、平和と安定の維持に向け協力するよう要請する」と述べた。 イランとパキスタンは共に、中国と緊密な関係にある。 パキスタンは、イランによる16日夜の空爆について「言語道断」だと非難した。 イラン側は現時点で公式なコメントを出していないが、国営通信社は今回の攻撃により、イスラム過激派組織「ジャイシュ・アルアドル(Jaish al-Adl)」のパキスタン国内の拠点を破壊したと伝えた。 イランはこの攻撃の前に、シリアやイラクのクルド人自治区に対するミサイル攻撃を実施。目標は「スパイ拠点」と「テロリスト」だったと主
しらかわ・つかさ/評論家、翻訳家、千代田区議会議員。国際政治からアイドル論まで幅広いフィールドで活躍し、海外メディアや論文などの情報を駆使した国際情勢の分析に定評がある。近著に『14歳からのアイドル論』(青林堂)。また、foomii配信のメルマガ「マスコミに騙されないための国際政治入門」が好評を博している。近著に『日本学術会議の研究』(ワック)。 DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 9月の大洪水をきっかけに 親中国のパキスタンが米国に接近 アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官が、9月26日に首都ワシントンでパキスタン外相のビラーワル・ブットー・ザルダリ氏と会談した。 ブリンケン国務長官は洪水による被害を受けたパキスタンへの支援を約束すると同時に、中国に対してもパ
Published 2022/03/11 10:05 (JST) Updated 2022/03/11 10:23 (JST) 【イスラマバード共同】パキスタン軍によると9日、インド北西部からミサイルとみられる超音速の飛翔体がパキスタン領内に侵入し、同国中部パンジャブ州に落下した。飛翔体は爆発物を積んでいなかったとみられ、負傷者はいなかった。軍が10日、記者会見で明かした。ミサイル発射実験だった可能性がある。 パキスタン軍はインド側に事態の説明と再発防止を求めた上で「(インドの)技術力の低さを示している」と指摘した。 飛翔体は当初、南西に向かっていたが、途中で進路が北西に変わりパキスタン側に侵入した。最高速度はマッハ3に達した。
【3月11日 AFP】パキスタン警察は10日、生後1週間の女児を銃で5回撃って殺害した疑いで、父親のシャフゼブ・カーン(Shahzeb Khan)容疑者を逮捕したと発表した。容疑者は第1子に男児を望んでいたとされる。 事件は中部パンジャブ(Punjab)州ミアンワリ(Mianwali)で6日に発生。容疑者は現場から逃走し、捜索の末、9日に逮捕された。 警察の担当者によると、被害届の提出者は「容疑者は事件の3、4日前から男の子がほしかったと不満を漏らし、激怒していた」と証言した。容疑者の妻も、生まれたのが女児だったことに容疑者が腹を立てていたことを認めているとされる。 パキスタンでは1か月前にも、3人の女児を産み4人目を妊娠中の女性が、信仰治療師に男児が生まれるまじないと称して額にくぎを打ち込まれる事件が起きたばかり。女性は救急搬送されたものの命に別条はなく、4人目は女児と判明している。 父
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パキスタン中部パンジャブ州デラガジカーンで、支援物資の配給を待つ避難民(2022年8月29日撮影)。(c)Shahid Saeed MIRZA / AFP 【8月30日 AFP】パキスタンで6月から続くモンスーン(雨期)の洪水で、同国の国家防災管理局(NDMA)は29日、死者が1136人に上ったと発表した。シェリー・レーマン(Sherry Rehman)気候変動相は、国土の3分の1が水没しており、「想像を絶する規模の危機」が生じていると述べた。 NDMAによると、北部の山岳地帯では河川の増水により道路や橋が流され、数百の村が孤立しているため、死者数は増加する可能性がある。今年の洪水では人口の7分の1に当たる3300万人以上が被災しており、2000人以上が死亡する過去最悪の被害が出た2010年に匹敵する規模となっている。 レーマン氏はAFPに対し「辺り一面が一つの大きな海になっている。水をく
パキスタン北部の山岳地帯で氷河湖が決壊し、下流の橋が押し流されました。 現地では熱波の影響で、ほかにも30を超える氷河湖が決壊するおそれがあると指摘され、被害の拡大が懸念されています。 パキスタン北部、カラコルム山脈のふもとのフンザ渓谷では7日、氷河湖が決壊して大量の水が流れ出し、川の下流にかかっていた橋が崩落しました。 現地で撮影された映像では、濁流がコンクリート製とみられる橋桁を押し流し、橋の半分が崩れ落ちる様子が確認できます。 地元メディアによりますと、けが人などの情報はありませんが、パキスタンは先月末に南部ジャコババードで最高気温が49度を観測するなど熱波に見舞われ、今回決壊した氷河湖は、20日間で水位が40%上昇していました。 また、この熱波の影響で、一帯では3000以上の氷河湖が現れ、このうち33の湖が近く決壊するおそれがあるということで被害の拡大が懸念されています。 パキスタ
パキスタン南部で先月、国内線の旅客機が墜落した事故をきっかけに、パキスタン政府が各航空会社のパイロットの実態などを調査したところ、およそ3分の1にあたる260人余りが不正に免許を取得した疑いがあることがわかりました。 パキスタン南部の都市カラチで先月22日、パキスタン航空の国内線の旅客機が住宅街に墜落し乗客乗員97人が死亡した事故では、機長と副操縦士が操縦中に会話に夢中になり、集中力を欠いていたことが問題視されています。 この事故をきっかけに、パキスタン政府が各航空会社のパイロットの実態などについて調べていますが、サルワル航空相は24日の記者会見で初期調査の結果を明らかにし、パキスタン航空を含めた国内のパイロット860人のうち262人が不正に免許を取得した疑いがあることを明らかにしました。 これについて地元メディアは「本人の代わりに他人に試験を受けさせるなどの不正が横行していた」などと伝え
パキスタンで、レイプ犯の男が被害女性との結婚で合意したことを受けて釈放された/Giovanni Mereghetti/UCG/Universal Images Group/Getty Images パキスタン・イスラマバード(CNN) パキスタンの裁判所は26日、強姦罪で有罪判決を受けた男が被害者の女性と結婚することで「合意」したことを受け、この男に無罪判決を言い渡した。男の弁護士が明らかにした。この判決に対し人権活動家は、同国で性的暴力が常態化する恐れがあると強く批判している。 弁護士によると、ダウラット・カーン被告(23)は2020年にカイバル・パクトゥンクワ州北東部スワートで聴覚障害を持つ女性(36)を強姦したとして、今年5月に有罪判決を受けた。 カーン被告は終身刑を宣告され、さらに罰金10万ルピー(約5万8000円)を科されたという。被害女性は後に出産したと同弁護士は付け加えた。
12歳少女の宗教婚に抗議する女性。イラク・バグダッドで(2021年11月21日撮影、資料写真)。(c)AHMAD AL-RUBAYE / AFP 【1月17日 AFP】国連(UN)の人権問題の専門家は16日、パキスタンの宗教的少数派の間で、女児の拉致や強制結婚、改宗が横行しているとの報告を非難するとともに、政府に対しこうした慣行を直ちに廃絶し、徹底的な調査を行うよう求めた。 専門家らは「13歳の少女が家族から引き離され、遠く離れた場所で売られ、時には2倍も年が離れた男性と結婚させられ、イスラム教に改宗するよう強制されていると知り、心を痛めている」としている。 人権問題の専門家である特別報告者は国連人権理事会(UN Human Rights Council)によって任命されるが、同理事会を代表する立場にはない。 専門家らは、パキスタンの司法当局も警察も「まともな捜査を行わず、偽りの証拠を受け
パキスタン・パンジャブ州ピプリパハール村に大量発生したバッタを追い払おうとする農民(2020年2月23日撮影)。(c)ARIF ALI / AFP 【6月10日 AFP】バッタの大群による被害で食料供給危機に直面するパキスタンで、対策の一環としてバッタを養鶏の飼料とする試みが行われている。 パキスタンのイムラン・カーン(Imran Khan)首相は、穀倉地帯パンジャブ(Punjab)州での実証実験の拡大を承認している。 過去25年で最悪とされる蝗害(こうがい)に見舞われた同国では、農業の中心地で農作物が壊滅的な被害を受けており、農家らは収入の確保に奔走している。 バッタを飼料として利用するプロジェクトは、食糧安全保障・研究省のムハンマド・クルシード(Muhammad Khurshid)氏と生物工学学者のジョハール・アリ(Johar Ali)氏が始めたもので、紛争で荒廃したイエメンで飢餓対策
パキスタン南部ハイデラバードで、豪雨により冠水した住宅街をいかだで移動する住民(2022年8月24日撮影)。(c)Akram SHAHID / AFP 【8月27日 AFP】パキスタン政府は26日、同国で6月から続くモンスーン(雨期)による豪雨でこれまでに900人以上が死亡し、3000万人以上が被災したと発表した。政府は非常事態宣言を発令し、豪雨に伴う洪水に対処している。 モンスーンは農作物や湖とダムへの水供給に不可欠だが、毎年大きな被害ももたらしている。今年の洪水の規模について当局は、2000人以上が死亡し国土の約2割が水没する過去最悪の被害が出た2010年と同程度になるとしている。 国家防災管理局(NDMA)によると、ここ24時間で34人が死亡。これまでに家屋約22万棟が全壊し、50万棟が破損した。首相府は、3300万人が洪水で「深刻な被害を受けた」と説明。シェリー・レーマン(Sher
空港を歩く旅行者(2022年2月16日撮影、資料写真)。(c)Stefani Reynolds / AFP 【10月19日 AFP】インド当局は18日夜、ピュリツァー賞(Pulitzer Prize)を受け取るため米国行きの飛行機に搭乗しようとしていたフォトグラファー、サンナ・イルシャド・マットゥー(Sanna Irshad Mattoo)氏(28)の出国を阻止した。 マットゥー氏は、ピュリツァー賞の特集写真部門を受賞した4人のロイター通信(Reuters)の記者の一人。長年パキスタンとの係争が続くカシミール(Kashmir)のインド支配地域の生活を記録したことが高く評価された。 マットゥー氏は、首都ニューデリーの空港の出入国管理局に引き留められた。一緒にいた同僚2人は出国が認められた。 マットゥー氏はその後ツイッター(Twitter)に、「キャンセル済み」のスタンプが押された搭乗券の写真
パキスタンのイムラン・カーン首相(2021年12月19日撮影)。(c)Farooq NAEEM / AFP 【4月10日 AFP】パキスタン下院(定数342)は10日、イムラン・カーン(Imran Khan)首相に対する不信任決議案を賛成多数で可決した。カーン氏は失職した。不信任決議での首相失職は同国では初めて。 新首相の選定は11日に行われる。最大野党「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)」のシャバズ・シャリフ(Shehbaz Sharif)総裁が選ばれる公算が大きい。 不信任案提出に対抗し、カーン氏は下院を解散し選挙の実施を呼び掛けたが、最高裁判所が先週、違憲と判断。下院の再招集と不信任案の採決を命じた。 採決では、連立与党のパートナーやカーン氏率いる「パキスタン正義運動(PTI)」の一部が造反し、決議案可決に必要な172票を超える174票が賛成に回った。カーン氏に忠実
【1月28日 AFP】イスラム教徒が多数派を占めるパキスタン各地で27日の金曜礼拝後、イスラム教の聖典コーラン(Koran)がスウェーデンで焼却、オランダで破棄されたことに抗議するデモが行われ、大勢が参加した。 今月21日、デンマーク、スウェーデン両国の国籍を持つ右派政治家ラスムス・パルダン(Rasmus Paludan)氏はスウェーデンの首都ストックホルムにあるトルコ大使館前でコーランに火を付けた。その数日後にはオランダ・ハーグ(The Hague)で行われた反イスラム教デモでコーランが破棄される事態が起きていた。 パキスタンの第2の都市ラホール(Lahore)で宗教保守派「パキスタン・ラバイク運動(TLP)」が主催したデモには、5000人以上が参加。「コーランはわれわれの心の中に印刷されている」「私はコーランの守護者」などとシュプレヒコールを上げた。 南部カラチ(Karachi)のデモ
新型コロナウイルスの水際対策として外国人の入国を拒否する措置が続く中、日本に仕事や生活の基盤がある外国人が再入国できず、先行きが見通せない状況になっていて、専門家は「日本で仕事や子育てをしている外国人にとって日本は生きる場所になっている。個別のケースや実態をみて入国を判断するべきだ」と指摘しています。 こうした中、14年前から日本で生活しているパキスタン国籍の男性が先月29日、家族5人とともに一時帰国していたパキスタンから日本に再入国しようとしたところ、成田空港の入国審査で拒否されました。 男性は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、唯一運航していたカタール経由の便を利用しましたが、カタールが入国拒否の対象に加わったため、再入国を認められずパキスタンに戻ったということです。 この男性は栃木県小山市の中古車販売会社で、輸出業務を担当するタヒール・アブドゥル・マティーンさん(47)で、「技術・
(CNN) パキスタンの治安当局者は18日、CNNの取材に対し、隣国イランの7カ所を狙った攻撃を実施したと明らかにした。前日にはイランがパキスタン南西部の武装勢力を狙ったと主張する攻撃を行い、パキスタンが「重大な結果」を招くと警告していた。 イラン南東部のシスタン・バルチスタン州で18日未明に爆発が発生。少なくとも7人が死亡した。地元当局者が国営テレビで語った。 この当局者によると、死者は外国人の女性3人と子ども4人。午前4時半に国境の村に数発のミサイルが撃ち込まれ、爆発が起きた。サラワン市の近くでも爆発があったが、死傷者はいないという。 パキスタンとイランは、両国の約900キロに及ぶ国境沿いのパキスタン・バルチスタン州にいる武装勢力と長年戦いを続けてきた。だが、今回の事案は両国間の事態悪化を示すもので、パレスチナ自治区ガザ地区でのイスラエルとイスラム組織ハマスの戦争を巡る中東での戦闘行為
パキスタンのカルタールプール回廊で75年ぶりに再会し、抱き合うインドのシカ・カーンさん(右)とパキスタンに住む兄サディク・カーンさん。パキスタン人ユーチューバー、ナシル・ディロンさん提供(2022年1月12日撮影)。(c)AFP PHOTO/Courtesy of Pakistan's Youtuber Nasir Dhillon 【9月5日 AFP】インドのシカ・カーンさんは、パキスタンに住む兄サディク・カーンさんと75年ぶりに再会した。しわが刻まれた頬には喜びの涙が伝った。2人が顔を合わせたのは、1947年のインド・パキスタンの分離によって生き別れて以来だった。 シーク教徒のシカさんがサディクさんと別れたのは、生後わずか6か月の時だった。 英国による植民地支配が終わり、インドとパキスタンは分離独立。宗教間の衝突で100万人以上が殺害された。シカさんのように2か国間で引き裂かれた家族もい
パキスタン・マディアン地区を流れる川(2023年5月4日撮影、資料写真)。(c)Aamir QURESHI / AFP 【6月21日 AFP】パキスタンで20日、イスラム教の聖典コーラン(Koran)を燃やした疑いを掛けられた男性が、保護されていた警察署から群衆に引きずりだされ、撲殺されて遺体を焼かれた。当局が明らかにした。 スワート(Swat)の警察関係者はAFP対しに「20日夜、マディアン(Madian)地区の住民が、コーランを燃やしたと主張して男性を拘束した。警察が介入し、男性を救出して地元の警察署に連れて行った」と話した。男性はよそ者だったという。 だが、モスクにあおられた群衆は警察署前に集まり、建物に向かって石を投げた。 警察関係者は「警察は群衆を解散させようと空に向かって威嚇射撃をしたが、さらにあおる結果となった。群衆は警察を圧倒し、男性を引きずり出して棒で殴り殺した」と述べた
アイテム 1 の 2 8月23日、アフガニスタンはアジア内陸部に位置する地政学上の要衝で、19世紀には英国とロシアが勢力争いを繰り広げ、20世紀は米ソ角逐の舞台になった。写真はパキスタンのイムラン・カーン首相。イスラマバードで6月4日撮影(2021年 ロイター/Saiyna Bashir) [1/2] 8月23日、アフガニスタンはアジア内陸部に位置する地政学上の要衝で、19世紀には英国とロシアが勢力争いを繰り広げ、20世紀は米ソ角逐の舞台になった。写真はパキスタンのイムラン・カーン首相。イスラマバードで6月4日撮影(2021年 ロイター/Saiyna Bashir) [23日 ロイター] - アフガニスタンはアジア内陸部に位置する地政学上の要衝で、19世紀には英国とロシアが勢力争いを繰り広げ、20世紀は米ソ角逐の舞台になった。そしてイスラム主義組織タリバンが政権を掌握した今、新たな大国際
アフガニスタンで、日本時間の22日午前、マグニチュード6.5の地震が発生し、アフガニスタンと隣国のパキスタンで建物が倒壊するなどして、これまでに11人が死亡しました。 USGS=アメリカの地質調査所によりますと、日本時間の22日午前1時50分ごろ、アフガニスタン北部を震源とする地震がありました。 震源の深さは187キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.5と推定されています。 隣国 パキスタンでも建物倒壊などの被害 揺れは隣国のパキスタンでも観測され、現地の当局によりますと、アフガニスタン北東部のラグマン州や、パキスタンの北西部カイバル・パクトゥンクワ州で建物が倒壊するなどの被害が出ていて、これまでに合わせて11人が死亡し、54人がけがをしました。 震源からおよそ600キロ離れたパキスタンのラホールで撮影された映像では、地震で建物が音を立てて揺れる様子や、地震のあと多くの人が建物の外に出
【中国ウォッチ】反中テロ再発、習政権に衝撃─王外相のパキスタン訪問から1カ月後 2022年04月29日14時36分 パキスタン・カラチの反中自爆テロで破壊された車両=4月26日(AFP時事) 中国と盟友関係にあるパキスタンで再び反中テロが起き、中国人3人が死亡した。王毅外相がパキスタンを訪れて、中国とイスラム諸国の友好をアピールしたばかりだったこともあり、習近平政権にとって大きな衝撃となった。(時事通信解説委員・西村哲也) 【中国ウォッチ】中国「ウクライナ危機の元凶は米国」─ロシア擁護の宣伝キャンペーン ◇女性が孔子学院の車狙う パキスタン南部の大都市カラチで4月26日、車両を狙った爆弾テロがあり、中国人3人とパキスタン人1人が死亡した。中国外務省の発表によると、狙われたのは中国語などの普及を図る「孔子学院」の車で、中国人の死者はいずれも同校の教官だった。自爆テロだったという。 孔子学院は
26日(火)世界でもっとも暑かった100地点のうち、94か所をインドとパキスタンが占めました。 1位はインド・チュルとパキスタン・ジャコババードの50.0℃。ジャコババードは2日連続で同じ気温、インドは今年これまでの国内最高気温となりました。この時期の平均を7~8℃も上回る暑さです。 インド気象局は、今年初となる赤色警報を発令して、熱波への注意を促していました。赤色警報は、インドの警報の中でもっとも高いランクです。 熱波は少なくとも27日(水)まで続くと予想されています。 いまは最も暑い時期インド北部やパキスタンでは、5~6月がもっとも暑い時期に当たります。 なぜ夏至も来ていないのに、一番暑いのでしょうか。 それは、北半球がもっとも高温になる7~8月に、雨季が重なるためです。恵みの雨が気温も下げてくれます。そのため、雨季直前の今ごろがもっとも暑くなるのです。 青空広がるインドところで、この
29日、ナスララ師の死をいたみ、パキスタン最大都市カラチの米領事館に向かってデモ行進を行うデモ隊に対し、催涙ガスを噴射したり警告射撃を行ったりする警官隊/Fareed Khan/AP (CNN) レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者ナスララ師が死亡したことを受け、パキスタンの最大都市カラチで29日に追悼デモが行われ、解散させようとする警察との間で衝突が起きた。 デモ隊はナスララ師の死をいたみ、カラチの米領事館に向かってデモ行進。領事館への接近を阻む障壁を突破しようとした。SNSに投稿された映像には、催涙ガスを噴射したり警告射撃を行ったりする警官隊や、投石を行うデモ隊が映っている。 デモを率いるパキスタンのイスラム教シーア派政治団体はCNNの取材に対し、全土の抗議デモは「平和的に」行われたと強調した。 一方、カラチ警察は、デモ隊が指定された会場から移動して、投石や暴動を行った
3月21日、パキスタンのシャリフ首相(写真)は、イスラマバードで開かれた会合で、同国の経済は破綻同然で、国際通貨基金(IMF)による長期的な支援は不可避との見解を示した。写真はエジプトのシャルムエルシェイクで2022年11月撮影(2024 ロイター/Thaier Al-Sudani) [イスラマバード 21日 ロイター] - パキスタンのシャリフ首相は21日、イスラマバードで開かれた会合で、同国の経済は破綻同然で、国際通貨基金(IMF)による長期的な支援は不可避との見解を示した。 IMFはパキスタンとのスタンバイ取り決め(SBA)として30億ドルの融資枠を設定しており、このうち19億ドルの融資を既に実行。IMFの事務方は20日、残る11億ドルの融資についても合意した。残額の融資はIMF理事会が承認すれば実行される。
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