2021年4月、台湾のメーカー・QNAPが販売するNASに対するランサムウェア攻撃が発生し、ハッカーがNASに保存されていたデータを人質にとって身代金を要求していると報じられました。多くの人々がインターネットのフォーラムでこの問題についての情報を交換する中で、「ソースコードに含まれていた不適切な資格情報がハッカーに利用されたのではないか」との意見も出ています。 Massive Qlocker ransomware attack uses 7zip to encrypt QNAP devices https://www.bleepingcomputer.com/news/security/massive-qlocker-ransomware-attack-uses-7zip-to-encrypt-qnap-devices/ QNAP NAS devices under ransomware
QNAP SystemsのNAS製品向けに提供されているファイル共有やバックアップツールに深刻な脆弱性が明らかとなった。 2件の脆弱性「CVE-2024-50387」「CVE-2024-50388」について、10月29日、30日にアドバイザリを公表したもの。いずれもバグバウンティコンテスト「Pwn2Own 2024」で報告を受けたという。 「CVE-2024-50387」は、ファイルやプリンタの共有に用いられる「SMB Service」に明らかとなった脆弱性で、同社は「同4.15.002」および「同h4.15.002」にて修正した。 またバックアップ機能を提供するアプリ「HBS 3 Hybrid Backup Sync」に「CVE-2024-50388」が判明。「同25.1.1.673」以降で解消されている。 いずれもアドバイザリで脆弱性の具体的な影響について言及していないが、重要度を4段
高画質化する写真 保存に悩んでいませんか? スマートフォンのカメラは、高画素/高画質化が著しい。「もっとディティールや解像感のある写真を撮りたい」というニーズに応える形で、レンズ交換式のデジタルカメラも、高性能なボディー/レンズが人気を博している。 ある意味当たり前かもしれないが、スマホやデジタルカメラで撮影する映像は、基本的に画素数(解像度)が高いほど画質が高まる。ハイエンドなスマホやレンズ交換式デジタルカメラでは、4000万画素超のカメラセンサーを採用している。スマホでは2億画素という超高画素センサーを搭載する事例も出てきた。 スマホとデジタルカメラで「高画素化」の目的は少し異なる。スマホの場合はどちらというと「デジタルズームの画質改善」と「受光性能(明るさ)の向上」を両立する手段であり、デジタルカメラでは「ディティールの描画をよりきめ細かく行う」ためという意味合いが強い。 ともあれ、
先日購入したQNAP NASのTS-453Dですが、やはり外部ネットワークからアクセスする手段を確保しておきたいところです。 一般的にQNAP NASを外部から接続するには、QNAP NASの中でVPNサーバーを立ち上げてVPN接続することが多いと思いますが、我が家では現在Tailscaleを使って、Windowsマシンに接続したりしており、QNAPもできればTailscaleを使ったVPNで接続できればと考えました。 調べたところ、自分でTailscaleをビルドすればインストール可能だということが分かったので早速試してみました。 Tailscaleのqpkgをビルドする # QNAP NASのQTS OSにアプリをインストールするには、qpkgというパッケージを作成する必要があるらしいのですが、ivokub/tailscale-qpkgというDockerを使ったTailscale QP
QNAP Systems製NASの画像管理アプリを標的とするランサムウェアのあらたな攻撃キャンペーンが確認された。同社はアップデートをリリースし、脆弱性を修正するよう利用者に注意を呼びかけている。 同社NAS製品で利用できる画像管理アプリ「Photo Station」に脆弱性が存在し、インターネット上へ公開された同アプリを狙う攻撃が発生しているもの。 以前より同社製NASは、ランサムウェア「DeadBolt」の標的となっているが、現地時間9月3日に同アプリを狙ったあらたな攻撃キャンペーンを検知したという。 同社は脆弱性の重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティング。ファームウェア「QTS」の各バージョン向けに脆弱性を修正した「Photo Station 6.1.2」「同6.0.22」「同5.7.18」「同5.4.15」「同5.2.14」を9月4日にリリースし、利用者にアップデ
昨今では、オンプレミスとクラウドのストレージを使い分ける企業は多くなり、それぞれの強みと欠点も広く知れ渡るようになった。 オンプレミスストレージには、高速かつ閉じたネットワークによるパフォーマンスの高さと、セキュリティの堅固さというアドバンテージがある。一方で、クラウドストレージは、契約した容量分だけ料金を支払えば済むという無駄のなさと、必要に応じてほぼ無制限に容量拡張することができるスケーラビリティという強みを持っている。 オンプレミスとクラウドのメリットを持ち合わせたストレージ(サービス)はないものか――そんな人に紹介したいのが、QNAPの新型NASの「TS-464」だ。 今どきのデータストレージに求められること 「働き方改革」「コロナ禍」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」と、現在の企業はかつてない速度で新しい業務体制への対応が求められている。その流れを受けてテレワークやパブ
中小企業でも安価に効果的なランサムウェア対策ができる! 「QNAP ADRA」で固める次世代ネットワークセキュリティ(1/5 ページ) 昨今のニュースで話題となる「ランサムウェア攻撃」。中小企業が標的になるケースも増加傾向にあるが、有効な対策を取るには多くのコストと人員を割く必要があるため「対策の取りようがない」と諦める……のはまだ早い。「QNAP ADRA」と、ADRA対応エッジスイッチを導入すれば、低コストかつ最小限の人員で効率的なランサムウェア対策を行える。 企業のファイルを勝手に暗号化して「身代金」の要求を始めとする脅迫を行うランサムウェア攻撃の被害が止まらない。 ランサムウェア攻撃は、従来のセキュリティソフトウェアやファイアウォールなどでは防げないケースが少なくない。多くの大企業では、運用コストをかけて「EDR(Endpoint Detective and Response:エン
QNAP Systems製のネットワーク接続ストレージ(NAS)を標的としたマルウェア「QSnatch」の感染が広がっているとして英米政府のセキュリティ機関が注意喚起を行った。ファームウェアの更新を阻害する機能も備えており、工場出荷時の状態へリセットするといった対策が呼びかけられている。 ワールドワイドにおける感染拡大を受けてサイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)とイギリスの国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)が連名で注意喚起を行ったもの。 問題の「QSnatch」は、QNAP製NAS向けのOS「QTS OS」を標的とするマルウェア。ファームウェアに感染し、情報を窃取してコマンド&コントロール(C&C)サーバと通信する。フィンランドの国立サイバーセキュリティセンター(NCSC-FI)が2019年10月にレポートを公表し、明らかとなった。 同問題を受けてQ
これまでMacのTimeMachineバックアップのために、外付けのHDDを利用していた。当然、どこかでタイミングで容量が足りなくなるので、時々バックアップ用HDDを買い足す運用をしていた。当座のバックアップという意味では困らないもの、結果として謎のHDDが押し入れにたまってきて、データを整理できているという状態ではなかった。また、昨今、子供の写真を撮ることも多くなってきたのでRAWの写真データを置いておける場所が欲しいと思うこともあった。 こういう文脈で、以前からNASを導入したいと思っていたのだけど、いざ購入するとなると、NAS本体以外にもHDDをいくつか買う必要があり、結構費用がかかるので躊躇していた。しかし、そう言って不便な生活を続けて暮らしているのも、どうなのかという気持ちになっていよいよ購入することにした。 NASの選定 個人用のNASの製品は世の中に色々あるが、まずQNAPの
最初に 現在はTS-873をメインに記事化してましたが 他にも何台か管理しているQNAP NASがあるので TS-873に限定せずQNAP NAS全般に 記事化するほどのネタではないけどメモしておきたい事を ひらすらこの記事に書いていきますので 記事公開後もこそっと更新すると思います 将来的にアップデートで修正されそうな案件は QTSバージョンを記載するようにしています HDDトレイがプラスチック TS-873もプラスチックですし今のQNAPはほとんどプラスチックになってます 昔のQNAP機種は金属製が当たり前でしたので残念です TS-873に至ってはHDDトレイの鍵すら省略されてます QNAPの鍵があっても共通鍵だったりするんですけどね(特にプラの鍵) QNAPといえばソフトウェアは悪いけどハードウェアは質が良いなんて 言われてましたがどんどんコストダウンされてる印象 ECCメモリ対応機
クリエイティブな共同作業をするときの悩み 容量の大きい傾向にあるメディアファイルを扱う業務では、全工程において「高い性能」と「大きい容量」が求められる。 具体的にいえば、ファイルの作成/編集を行うPCにはパワフルなCPU/GPUやゆとりのあるメモリが必要で、それを一時的に保存するHDD/SSDも容量にゆとりを持たせないといけない。そして共同作業となれば、データを共有するために高速なネットワーク環境や、それに対応するインタフェースも整備しなければいけない。 PCやローカルストレージであれば、CPUなりメモリなりHDD/SSDもゆとりある容量なりを強化するだけで済むが、共同作業における使い勝手を向上するにはコラボレーションの仕組みや、使うサービスも重要なポイントとなる。 クラウドストレージはどこからでも使えて便利だが、インターネットを経由する以上、一般的には毎秒100MB程度の速度が出れば“御
NAS製品「QNAP」には直近で脆弱(ぜいじゃく)性が報告されていたが、これとは別の脆弱性が明らかになった。最新のアップデートを適用していても、新しく発見された問題には対応できないという。まだアップデートも提供されていないことから、場合によっては個別に対処を取る必要がありそうだ。 セキュリティ企業のSAMがQNAP製品群のうち、特定のNASストレージに複数の脆弱性が存在すると発表した。SAMが発見した脆弱性は事前知識がなくてもネットワーク経由でストレージデバイスを乗っ取られる可能性があるリスクの高いものだ。 SAMはこの問題を製造元のQNAPに報告しているが、情報を公開した段階に至ってもまだ修正を完了したとの発表は出ていない。SAMはQNAPに報告してから一定期間がたったため、脆弱性情報の公開に至ったと説明している。
QNAP製NASで標準のアンチウィルス機能を有効にしている場合に、ウィルス定義ファイルの自動更新に失敗することがあります。 具体的にはNASのデスクトップ画面(またはシステムイベントログ)に以下のような通知が表示されます。 警告 2021/03/05 00:54:08 System 127.0.0.1 localhost [Antivirus] Failed to update virus definitions. Please try again later or update the definitions manually. ウィルス定義ファイルの更新に失敗したから後で手動で定義ファイルを更新しろといった内容なのですが、設定画面上にある「今すぐ更新」のボタンをクリックしても更新できない場合は、ウィルス定義ファイルをダウンロードしてきてNASにインポート(アップロード)することで問題を
Published: 2021-09-16 21:20 +0900 by Chirimen QNAP で Docker が使用できるようなので使ってみた。 Docker Hub のイメージも利用できるし、 試してはいないが docker compose も使えるようなので、 思ったより柔軟性の高い運用ができそうだ。 はじめに 古い NetBSD サーバからのデータの移行先として QNAP を設置し、 ファイルサーバ、データベースを移動した。 こうなってくると、常時稼働のサーバとして QNAP を運用したくなってくる。 過度に QNAP に特化した構成にするつもりはなかったのだが、 Docker 上で運用できるなら、ということで、 QNAP での Docker の使用感を試してみた。 QNAP で Docker を使用する準備 Container Station をインストールする QNAP
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