オランダの研究チームが、被験者が目で見た文字を、脳の後頭葉のfMRIデータから再構築することに成功した。日本のチームによる、睡眠中の人の脳活動パターンから見ている夢の内容を解読する研究の動画も紹介。 上の画像は元の視覚情報、下はfMRIデータからの再構築。 オランダにあるラドバウド大学ナイメーヘン校の研究チームが、被験者の脳内の知覚情報を「解読」することに成功した。 形状認識とアルゴリズムのトレーニングを組み合わせ、人間が文字を見たときに生じる機能的磁気共鳴画像(fMRI)の信号の変化を理解するよう、アルゴリズムに学習させる方法を用いたものだ。 「これは知覚を解読しているといっていい」と、『Neuroimage』誌に近く発表される研究の共著者であるマルセル・ファン・ヘルフェンは述べている。 今回用いられた手法は、視覚刺激を後頭葉においてとらえるというもの。後頭葉は、脳の後部にある視覚処理の