ネット検索の検閲問題をめぐって協議を続けてきた米Googleと中国当局の協議は行き詰まっており、同社検索サービスの中国市場からの撤退は99.9%の確率で確実なものになりそうだと英Financial Timesが現地時間2010年3月12日に報じた。 同紙によると、中国当局は3月12日、Googleが求めている検閲なしの検索サービスについて、「中国政府は妥協する用意がない」と述べた。また中国のLi Yizhong工業情報相は、「Googleが中国の法に違反するのならば、それは中国に対して敵対的であり、無責任であり、彼らはそれに応じた結果を招くことになる」と述べたという。 このため、Googleは中国向け検索サービス「Google.cn」の閉鎖を早急に決定しそうだと記事は伝えている。ただ同紙はGoogleに近い関係者の話として、同社は中国当局からの報復から現地従業員を守るため、段階的に閉鎖を進